〔市政ニュース〕令和5年度の主な事業

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■新しい未来に向けた「共に支え合うまちづくり」
・地域通貨「イチカ」活用促進事業
地元消費の喚起と支え合いのまちづくりに循環を生み出すことを目的に、令和4年8月からデジタル地域通貨「イチカ」の運用を開始しています。
令和5年度では、プレミアム付イチカチャージカード販売事業、イチカによる子育て世帯への給食費など家計支援事業に加え、出産・子育て応援交付金事業にもイチカを活用します。
また、生活支援ボランティアやゴミの減量化・資源化及び健康増進活動に参加した市民へのポイント付与などを実施するとともに、消費ポイントの一部を地域活動の支援にあてることで支え合いの促進を図ります。
予算額：
R4補正…プレミアム付イチカチャージカード販売事業64,236千円、子育て世帯家計支援事業83,247千円
R5当初…地域通貨活用促進事業48,870千円

・出産・子育て支援事業
「こども家庭庁」の設置など国における子どもに関する政策が進められていく中、本市においては従来より取組んでいる、妊娠から出産・子育てまで切れ目のない支援をより充実させるとともに、子どもや子育てを地域全体で見守り、支援することで、不安や負担を軽減して安心して結婚・出産・子育てができる環境を構築します。
予算額：
R4補正…出産・子育て応援交付金事業46,974千円
R5当初…出産・子育て応援交付金事業22,772千円、民間保育施設運営支援1,177,927千円(新規民間保育施設2園開園予定)、ファミリーサポートセンター事業補助金1,000千円、少子化・孤独・孤立など対策応援事業3,500千円、北保育所建替事業416,800千円、新生児聴覚検査事業1,336千円、子ども医療費助成162,828千円(対象年齢を高校生世代まで拡大)

・「みんなの学校プロジェクト」と教育環境の充実
「みんなの学校プロジェクト」では、学校教育と公民館活動との協働を通じて互いの学びを深めるとともに、学校に設置した食品残渣発酵分解装置の活用などを通じて地域の人と共に環境問題について考え、行動する仕組みを構築します。
また、GIGAスクール構想により一人一台端末が整備され、ICTを活用した授業が展開される中、より主体的・対話的で深い学びを推進するため、市立小学校の5・6年生の普通教室、中学校の特別教室に電子黒板を導入するとともに、読むこと・書くことに重点を置いたワークシートを活用して、児童生徒の視野を広げながら学力向上を目指します。
予算額：電子黒板導入事業4,220千円、部活動総括コーディネーター配置事業1,293千円、学力向上推進事業1,291千円

■大和高原「福住村」プロジェクト
市高原地域では、持続可能な循環型の里山暮らしの実現を目指し、官民連携の様々なプロジェクトを立ち上げています。令和5年度は、有機農業や食と健康、里山づくりなどの学びを通じ、地域住民を主役にした自立参画型地域を作ることを目指し、「福住村塾(ふくすみそんじゅく)」を開催します。
また、以前はお茶の一大産地であった高原地域に点在する放棄茶畑を活用し、オーガニックのお茶づくりにも取組み、中山間地域の循環型農業のモデルとなるような地域づくりを進めていきます。
予算額：大和高原「福住村」プロジェクト負担金9,900千円、有機栽培支援事業2,000千円

■自治体DXの推進
自治体DXを推進するため、本市においても行政手続きのオンライン化を進めており、令和4年度末からは、子育てや介護に関する手続きにもオンライン化を拡充し、一部市役所に来なくてもよい窓口を実現します。また、マイナンバーカードの交付支援についてもきめ細やかに取組み、多くの人に利用いただけるデジタル市役所を目指します。
予算額：スマート自治体推進事業22,113千円、マイナンバーカード交付推進事業59,918千円、地方創生デジタル専門人材派遣事業8,000千円

■広域塵芥処理施設整備事業
奈良県下10市町村で構成される山辺・県北西部広域環境衛生組合では、令和3年度からごみ焼却施設(エネルギー回収型廃棄物処理施設)、粗大・リサイクル施設(マテリアルリサイクル推進施設)の建設を進めています。
また、ごみ収集作業などの市の業務を行うため、マテリアルリサイクル推進施設に隣接して、(仮称)天理市清掃管理事務所を建設し、機能移転を行います。令和7年5月に稼働するべく、令和5年度より本格的な工事が始まります。
予算額：令和5年度天理市負担金1,066,633千円、(仮称)天理市清掃管理事務所整備事業423,395千円