〔市民のひろば〕知っておきたい暮らしの情報

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■借金して契約した副業サイト

【相談】
札束の写真や、儲けて買った高級バッグの写真をSNSに載せている人がいた。「関心のある人は連絡待ってます」と表示があったので、興味があるとメッセージを送った。返事がきて、副業をサポートするサイト業者の無料通信アプリを教えられた。詳しい話を聴くために電話予約をした。自分のブログに商品を宣伝する仕事で、高額なコースを申し込めば手厚いサポートをすると160万円のコースを勧められた。21歳でお金は持っていないと言うと「スマートフォンで消費者金融から借り入れができる。簡単にもうかる。すぐに返せる」と教えられた。担当者の誘導で画面共有アプリをインストールし消費者金融で借金をした。借りたお金はそのままサイト業者の口座に振り込んだ。2日後、自分にはできないと思い解約を申し出たが50万円しか返せないと言われた。

【アドバイス】
高額な商品の写真や動画を載せているSNSから、若者が巻き込まれるトラブルが多く見られます。実態やしくみは分かりませんが、もうかるという投資や情報商材などお金儲けに関する手口が後を絶ちません。
相談者の状況を詳しく聴き取りました。電話で勧誘され契約をしていたので、当センターは、クーリング・オフができると考え、相談者からハガキを送りました。その後、サイト業者の担当者と何度も交渉をしましたが、クーリング・オフは一切認めず、解約金を支払えば解約をするという主張でした。最終的に解約金100万円を取られて60万円しか戻りませんでした。
「儲けたお金ですぐに返済ができる」「みんな借りている」と言われても、絶対に借金をしてまで契約してはいけません。望まない契約には「しません」ときっぱり断りましょう。

問合わせ：市役所地下消費生活センター
【電話】内線770・785(毎週月～金曜10時～12時・12時45分～16時/祝日は休み)