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パリ2024オリンピック総合馬術団体銅メダルおめでとうございます

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奈良県天理市

馬術競技で日本にメダルをもたらすのは92年ぶり。団体では初の快挙!
天理に縁がある2人に、天理市特別表彰が授与されました。

パリ2024オリンピック競技大会の馬術競技日本代表メンバーである北島隆三選手、田中利幸選手の2人は市内に在住経験があり、現在も福住町にある乗馬クラブクレインオリンピックパークに所属されています。
積み重ねてきた努力と強いチーム力で勝ち取られた輝かしい成果が、市民に大きな感動と勇気を与えてくれました。その功績をたたえ天理市特別表彰が授与されました。

天理市×北島隆三×田中利幸

○北島隆三選手(Kitajima Ryuzo)
1985年10月23日生まれ/兵庫県出身
・小学5年からクレイン加古川で乗馬を始める
・2008年 クレインへ入社
・2015年 活動拠点をイギリスに移す
・2016年 リオデジャネイロオリンピック出場
・2018年 アジア競技団体(ジャカルタ)団体優勝
・2021年 東京オリンピック出場
・2024年 パリオリンピック出場 団体銅メダル獲得

○田中利幸選手(Tanaka Toshiyuki)
1985年2月2日生まれ/福岡県出身
・中学3年からクレイン福岡で乗馬を始める
・2007年 クレインへ入社
・2011年 活動拠点をイギリスに移す
・2012年 ロンドンオリンピック出場
・2018年 世界馬術選手権 団体4位
・2021年 東京オリンピック出場
・2024年 パリオリンピック出場 団体銅メダル獲得

市内に住んでいたことがある両選手はパリオリンピック馬術競技総合馬術団体で銅メダルを獲得され、「初老ジャパン」という愛称でも親しまれている。そんな今話題の2人にお話を伺いました。

市長:馬術競技で日本にメダルをもたらしていただくのは、西竹一さん以来92年ぶり、団体では初めてということで、全国的にも馬術に対して注目が高まっていると思います。
北島選手に関しましては、8年前のリオオリンピックに出場されたときに、市の広報紙で取材をさせていただきましたが、馬術で市内からオリンピックに行かれているんだということが結構反響が大きかったようです。この度銅メダルを取られた4人のうちお2人が天理にゆかりがあるということは大変名誉だと思っています。

北島:本日はこのような特別表彰をいただきましてありがとうございます。
この種目は92年ぶりという数字が表すように、ヨーロッパ勢が強い種目でありまして、なかなかトップ3に入るまでに長い時間がかかりました。今回3位に何とかたどり着けて、大変うれしく思っております。この色(銅メダル)に満足することなく、次のロサンゼルス、次の色に向けて頑張りたいと思います。

田中:ほんとに長い長い道のりでした。4人で10年近く海外で戦い、実力的にも海外と戦えるレベルまで上がってきました。クロスカントリー2日目が終わった時点で3位だったが、3日目で北島の馬が故障して代わりに自分が出るということになった。それでもメダルに届くような場所にいたので、すごくプレッシャーはありましたが、チーム一丸となってこの4人でメダルを取れたことがすごくうれしく思います。

最終日はジェットコースターのように感情が動いた1日でした

市長:最後の障害馬術の前に急遽選手交代となった時は、どうでしたか?

北島:その1日は様々な感情が駆け巡りました。朝1番、馬体検査するときに、検査が通らないと決まったときは、どん底に叩き落とされ泣いた。最後にメダルを取ったときには今までこんなに泣いたことがないというくらい泣き、ジェットコースターのように感情が動いた1日でした。

市長:急遽代役を務めるということにプレッシャーはありましたか?

田中:物凄いプレッシャーでしたが、障害種目が得意な北島に準備運動の仕方やコースの下見でアドバイスを聞いて、冷静に楽しく試合に臨むことが出来ました。

市長:それはまさにチーム力だと思いますが、チームの中には馬も含まれるのですか?また、感情は馬に伝わりますか?

田中:もちろんです。馬はすべてお見通しです。人が緊張すると馬も緊張する。いかに緊張しない乗り方をするかをいつも心掛けています。

市長:天理大学の馬術部が、ホースセラピーなど市の教育委員会も講座を受けて広げていこうと考えているが馬と人とのかかわりや影響について教えてください。

田中:人と同じように馬も感情があるので触れ合うなかで通じ合うところがある。それがアスリートだけでなく一般の人にも伝わるくらい馬のことが広まってほしいです。

市長:「天理には乗馬クラブや天理大学など馬と親しめる環境があり、教育・福祉にも繋がる分野だと思う。人と馬との関わりというところを一緒に広げていただけたら嬉しく思う。」と思いを巡らせた。

「初老ジャパン」という名前で馬術というスポーツが広まれば嬉しい

北島:「『初老ジャパン』という名前は自分たちで考えたもの。自分のことを初老とは思っていないが、この名前で馬術というスポーツが広まれば嬉しい。」と笑顔を見せた。
また、凱旋帰国し、天理に帰ってきたときには「この町に10年近く生活をしていたがまさか自分がメダルをかけて、この様な表彰をしていただけるとは感慨深いものがある。」とこれまでの道のりを思い返すように話してくれました。

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