熱中症とは、暑熱環境において生じる体の適応障害です。体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温の調節機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどい時にはけいれんや意識の異常など、さまざまな障害を起こします。
■熱中症の落とし穴(1)
人は、年齢を重ねていくうちに暑さを感じにくくなります。室内でのエアコンの使用を控えるようになり、いつの間にか熱中症になっているという人が多くおられます。
・部屋の温度をこまめにチェックする
・エアコンや扇風機を上手に使う
・のどが渇いていなくても、こまめに水分補給をする
・高温・多湿・直射日光を避ける
・日頃から栄養バランスの良い食事と体づくりをする
■熱中症の落とし穴(2)
子供は地面の照返しにより大人よりも高温環境にさらされています。大人と同じように汗をかいても、もともと体が小さいので水分の失われる割合が高く、脱水症状を起こしやすいといわれています。
・運動時などは、無理をせずに適度に休憩をとる
・子どもの顔色や汗のかき方を十分に観察する
・短時間でも、子どもを車内に残さないようにする
意識がおかしい時や、自分で水分が摂れない時はためらわずに救急車を呼んでください。
問合わせ:天理消防署 救急課
【電話】62-3322
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