日本看護歴史学会は、広く看護の歴史を探究すること、そのための人的、知的交流を図ることを目的として、1987年8月に設立されました。第38回学術集会は「未来に向けて歴史をつなぐのは今」をテーマに開催します。今、歴史をつなぐことに取組んでいる講師を迎えて、2つの市民講座を開催します。
■「伝統の技 手漉き和紙宇陀紙 6代目から7代目につなぐ」
日時:8月11日(日)13時~14時30分
講師:福西正行さん(宇陀紙選定保存技術保持者 福西和紙本舗)、福西安理紗さん(福西和紙本舗)
講師からの一言:福西和紙本舗は、吉野手漉き和紙の伝統を守り続けてきました。厳格に妥協することなく伝統技法を守り、現在でも一枚一枚天日乾燥し続けています。生活の中で手漉き和紙を利用する機会は減少するばかりですが、この伝統を絶やさすことなく次世代への伝承者の育成をすることも務めだと思います。
■「人の歴史をつなぐ『語り続ける人たち~1945年の記憶~』上映と講演」
日時:8月11日(日)14時40分~16時10分
講師:後藤サヤカさん(映像作家)
講師からの一言:沖縄久高島の新三おじい18歳の戦争体験、裏千家15代・前家元の千玄室さん。二人の壮絶な戦争体験が交差するように当時の様子を浮き彫りにしていく。ありのままの二人の語・佇まいを観ることでそれぞれが、自分自身の中で起こる感覚を頼りにこれからを”どう生きていくのか?”少し思いを馳せてもらえたらと思います。
■共通
場所:天理大学杣之内キャンパスふるさと会館
費用:無料(当日ふるさと会館市民受付まで)
問合わせ:第38回日本看護歴史学会学術集会事務局 天理大学医療学部内へメール
【メール】38thjsnh@gmail.com
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