天理市長
並河 健
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
令和7年が始まりました。大阪・関西万博が開催予定ですが、高度成長期の只中に大阪万博が開催された55年前から、世相も大きく変わっています。全国的に少子高齢化や人口減少が進み、異常気象など「不確実性」が増したと言われる昨今。その中にあって、天理市は、先人から受け継がれてきた豊かさや地域の絆を大切に、持続可能な町づくりを議会、地域、行政が一体となって進めて参ります。
天理市は、生徒数が減少しても地元の学校を「地域連携型小規模校」としてできるだけ守っていく方針を示しました。こども達を地域全体で育み、それを通じて、支え合う地域のコミュニティも育む「共育(きょういく)」を掲げています。
能登半島地震をはじめ、自然災害が続いています。今年は阪神淡路大震災から30年目となる年です。避難所となる学校を、平時から地域の絆づくりの拠点と位置付けることは、共助と公助の力で、救える命を救うことに繋がります。
教育・保育現場を市全体で支える「ほっとステーション」は、今年2年目に入ります。心理士などの専門家の視点を交え、みんなが「ほっと」できる学校・園・所をつくる事業として、文部科学省や全国の自治体から注目を集めています。常に「こどもまんなか」を軸足にして、充実させていきます。
また今年は、「やまとecoクリーンセンター(新ごみ処理施設)」が1月から試運転を始め、4月末から正式稼働します。県内10市町村の古い7つのごみ処理施設を1つにまとめ、環境負荷を抑える広域化事業が、地元のご協力により遂に形になりました。
目まぐるしく変化する社会に「しなやか」に対応し、誰もが安心して住み続けられる天理市を、次なる80周年に向けて皆様と共に創って参ります。
天理市議会議長
大橋 基之
明けましておめでとうございます。
市民の皆様には、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
旧年中は、市議会に対する温かいご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。年頭にあたり、市議会を代表して謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、全国の観光地では多くの日本人やインバウンドの旅行者で賑わっており、様々な場面でコロナ禍以前の日常が戻ってまいりました。天理市内でも、市制70周年を記念した様々なイベントにも多くの市民が集い、山の辺の道にも多くの観光ハイカーが訪れ、かつての賑わいを取り戻しております。
夏に開催されたパリ2024オリンピックでは、海外で開催されたオリンピックでは過去最多となる金メダルを獲得するなど、パラリンピックも含め日本人選手が躍動し、天理市にゆかりのある選手も大いに活躍され、我々に多くの感動と勇気を与えてくれました。
一方、わが国の現状に目を向けますと、出生率の低下による急速な人口減少が社会的課題となっております。
本市におきましても、人口減少に適応した行政を目指すため、デジタル市役所の推進や学校三部制の導入など新しい取り組みが進められております。
行政が変革に向かう中、市議会といたしましては、皆様の意見を行政に反映させるとともに、市民を守り、安心して暮らすことができる社会の実現のため、邁進していく所存でございます。
どうか今後とも市政発展のため、なお一層のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、皆様方にとって今年が良い年となりますよう祈念申し上げまして、新年の挨拶といたします。
■令和6年 天理市の主な出来事
01
・能登半島地震被災地支援
02
・市民全員にイチカポイント配布
03
・天理市オーガニックビレッジ宣言
・JICA海外協力隊派遣
・日経平均株価初の4万円台
04
・チョイソコてんり本格運行
・ほっとステーション開設
・NHKのど自慢開催
05
・市制70周年記念式典開催
・コフフンフェス2024
・SDGs未来都市・自治体SDGsモデル事業に選定
06
・いちょう体操初の小学生指導委員誕生
07
・庵治池治水整備工事竣工
・パリ2024オリンピック
・中学生使節団韓国瑞山市へ
08
・「天理大学×モンベル」コフフンにオープン
・イチカ還元ポイントキャンペーン
09
・韓国瑞山市から中学生来日
11
・奈良県広域水道企業団設立
・やまのべ・大和三山クラシックカーフェス2024
・市役所職員の服装自由化
・天理ブランド天理生まれの逸品部門新たに4品認定
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