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薬草逍遥(やくそうしょうよう)

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奈良県宇陀市 クリエイティブ・コモンズ

毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。

◆ツルニンジン
ツルニンジンは山野に自生する多年生のつる性草本で、茎を切ると白い汁が出ます。そのため、生薬名に羊乳(ようにゅう)が当てられています。生薬に使うのは根茎部で、八~九月ごろ、根茎を採集し、日光に当てて乾燥します。根茎が朝鮮人参に似ており、茎がつるになるのでツルニンジンの名前が付けられたのです。六五九年に書かれた新修本草に最初に記載された生薬です。
ツルニンジンは栽培しやすい植物なので、根茎を野山で採集し、庭にじか植えしたり鉢、プランターなどに植えたりしておくと、よく育ちます。
つる先と若葉は塩ゆでし、水にさらし、からし酢みそあえに、また根茎は、よく洗って薄く切り、しばらく水にさらして、てんぷら、つけ焼き、みそ漬け、かす漬けにすると、美味しくいただけます。

※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋

問合せ:商工産業課
【電話】82・5874【IP電話】88・9075

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