毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■カワラケツメイ
海岸や川岸の砂が堆積している所で、ネムノキの葉を小さくしたような、2~3センチの葉をつけた植物が見られます。これがカワラケツメイです。日陰では育たないので、日当たりには注意してください。一般的には8~9月ごろの、花の咲き始めからさやが黒く変化するまでの間に、全草を採集して乾燥させます。ただ、その時期に採集すると種切れになってしまうため、10月ごろに採集することをお勧めします。そうすれば盛んに種子を飛ばしてくれます。1~2センチ程度の長さに切り、乾燥させて茶の代用にすれば、消化器系を正常にする働きがあり、消化器系が弱い人は元気を出すことができます。効果は大きく、強壮、利尿、健胃、整腸、消炎の各作用が働き、浮腫や腹水が改善し、さらに腎臓病、妊娠腎、尿路結石を治します
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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