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薬草逍遥(やくそうしょうよう)

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奈良県宇陀市 クリエイティブ・コモンズ

毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。

■ホオズキ
橙呂根(とうろこん)などの名前で記載されているほど、非常に古くから使われていた薬草です。真っ赤に熟れたホオズキの種子を除き、果実の皮を口に含んでホオズキを鳴らすという遊びをした経験のある人もいるでしょう。なぜそんな遊びがはやったのでしょうか。
衛生状態が悪かった時代には、いろんな病気がはやります。どんな病気も、最初は風邪の初期のような症状が多く、熱が出たり、のどが痛くなって咳が出たりします。そんなとき、ホオズキを鳴らして遊んでいると、自然に症状が改善するのです。
ホオズキの実の効果は食べることで、寄生虫の駆除役となり、腹痛や肩こりを防ぎ、小児の疳(かん)も改善できます。果実の汁を塗布すると、肩こりが治るほかイボや外耳炎も改善できる優れものです。

※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋

問合せ:商工産業課
【電話】82・5874【IP電話】88・9075

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