毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■ナンテン
ナンテンの果実は咳を止め、熱を下げ、体を健康にします。乾燥させて煎じたものを連続して服用すれば、各種の炎症を止め、中風、疲労性の筋肉痛、リウマチに効果があるのです。
このことから、ナンテンの幹を使った箸も作られるようになったのです。しかし、箸を使っているだけでは中風を予防できません。やはり薬ですから一定の量(幹30~50g)を煎じなければ効果は得られないのです。ナンテンの葉の煎液でうがいすれば、口内炎や喉の痛みを治し、口臭やニンニク臭も防ぎます。
白実南天と赤実南天を区別する人もいますが、効果に差はありません。咳がひどいときは、南天実に同量の黒豆を加えて煎じると早く治ります。
南天実は漢方薬局でも購入できます。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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