毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■ニッケイ
ニッケイの葉や枝、根には芳香があり、かむと辛味もあります。芳香性健胃薬として食欲不振や消化不良などの際に服用し、また、リウマチのなどの外用薬としても利用されます。
ニッケイの樹皮は味が薄いので、味の強い根を利用します。と言っても、効果があるのは皮の部分ですから、細い根を集めて水洗いし、たたいて皮をはがして天日乾燥して保存します。
健胃、整腸、鎮痛、解熱、強壮作用を目的に根皮の粉末0・3~1グラムを1日3回に分けて飲んだり、1日に根皮4.8グラムを煎じて服用します。これで軽度の神経痛やリウマチ、関節痛にも効果があります。同様の痛みのときや、さらに五十肩や腰痛、アザには、乾燥した葉を布袋に入れ、風呂に入れて入浴すれば改善させることができます。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
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