■毎月11日は「人権を確かめあう日」
「毎月11日は『人権を確かめあう日』」は、1989年4月に奈良県ではじまった活動です。毎月11日に今いちど人権について考え行動し、人権意識を高めあおうとするものです。
「11」は、「1(ひと)」「1(ひと)」とも読めます。また、横にすると「=(イコール・等しい)」にもなります。ここから「人は等しい」というキャッチフレーズが生まれました。
「人権」というと固い、難しいイメージを抱くかもしれません。でも、実は、人権は日常生活に根差したものであり、皆さんの周りで気づかないうちに誰もがかかわっているものなのです。
例えば、左の漫画の自治会の会議の場面。
地域のルールに疑問があっても、「ずっと前からそうだから」と言われると反対しづらいですよね。でも、そのままでは何も改善できません。意見を言うのに性別も年齢も関係ありません。声を上げる人がいて、「みんなの意見を聞こう」と提案する人がいて、実際に話し合うことができれば、地域が変わっていきます。
社会は色々な人間が集まってつくるもの。その一人ひとりが「人として等しい」ことを受け入れ、意見を尊重すること。「人権を確かめあう」というのは、そんな、身近なところから始まります。
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