毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■ツユクサ
雨上がりに、ツユクサの鮮やかなブルーが映えて、美しい花が見られます。早い所では6月ごろから咲き始め、場所によっては9月が終わっても咲いている所もあります。このツユクサは露草と書かれ、雨や朝露でぬれているのが似合います。この露草を一日10~15グラム煎じて服用、または生葉汁を服用すれば、解熱、利尿剤として、ぜんそく、のどの腫痛、浮腫、リウマチ、かっけ、心臓病に効果があり、下痢止め、緩下剤となるのです。
柔らかい葉や茎は苦味がなく夏の野菜の一つになります。採集したら、塩を一つまみ入れた熱湯でゆで、水にさらして水気を絞り切り、大根おろし、七味、焼きのりなどと一緒におろしあえにしたり、酢みそや二杯酢で食べます。花が付いている茎先は、衣をつけて天ぷらにするとよいでしょう。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
問合せ:商工産業課
【電話】82・5874【IP電話】88・9075
<この記事についてアンケートにご協力ください。>