毎回「薬草」に関わる内容を連載でお届けするコラムです。
■ハス
ハスと言えばレンコンというのが一般的です。レンコンは粘液を含んでいて利尿効果があり、痔、消化不良、下痢などにも使われます。レンコンの絞り汁を服用すれば、咳を鎮め、強壮剤、血液の循環を良くする駆(く)お血剤となり、風邪、喘息、口の渇き、二日酔い、胃潰瘍、カニの中毒に効果があります。またレンコンのおろしは下血や喀血に効果があります。レンコンは各種出血、花びらは性的神経衰弱、花托、種子は身体の衰弱、神経衰弱に効果があります。花びらを生やゆでて食べてみてください。美味しく、しかも下痢や赤痢などを治すことができ、肝臓病に良い薬にもなります。また花を砂糖と煮て作ったシロップは咳、体のほてりを治し、痔の出血を予防します。ハスはどの部分にも効果があり、捨てるところのない薬草なのです。
※当市で「薬草活用講演会」をしていただいた村上光太郎先生の連載より一部抜粋
問合せ:商工産業課
【電話】82・5874【IP電話】88・9075
<この記事についてアンケートにご協力ください。>