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議会だより 令和6年 第3回 山添村議会定例会の結果(3)

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奈良県山添村

◆その他
▽奈良広域水質検査センター組合規約の変更について(全会一致で可決)
▽奈良広域水質検査センター組合の解散について(全会一致で可決)
▽奈良広域水質検査センター組合の解散に伴う財産処分について(全会一致で可決)
県内平野部の24市町村が国の水道事業の広域化方針に沿って、奈良県広域水道企業団を昨年11月に設立。同企業団に参加しない当村やその他の市町村の水質検査についても同企業団において実施していくことが確認されたことから、組合の解散に向けた規約改正を行いました。

▽奈良県後期高齢者医療広域連合規約の変更について(賛成多数で可決)
行政手続きにおける特定の個人を識別するための番号の利用に関する法律等が改正されたことに伴い、上位法との整合を保つため、改正を行いました。

〔反対討論〕奥谷和夫 議員
本改正は、現行の保険証を廃止してマイナ保険証に統一するという政府の方針に沿って、実施するものである。
7月時点で、マイナ保険証の使用率は11%程度にとどまっており、国民や医療機関の中ではほとんど使われていない。
本村としても、国に対して現行保険証を存続させるよう要請することを求め反対する。

▽やまぞえ未来創生計画の変更について(賛成多数で可決)
やまぞえ未来創生計画は、本村の行政運営の基幹となる計画であり、村政の中・長期的な指針となるものである。未来創生計画会議の中で、当該年度の各部署の取組を検証し、計画変更を行いました。

〔反対討論〕奥谷和夫 議員
変更案の、「村税の確保」の部分について、「税の公平性の観点から未納者の対応、および滞納整理への強化、徴収率アップをめざします」としている。
物価高騰で村民の暮らしが大変になっている中で、行政は村民の暮らしに寄り添うことが必要ではないか。徴税を強化することは、経済困難な村民に負担を強いるものとなる。そういう内容をあえて「やまぞえ未来創生計画」に盛り込むことには賛成できない。

◆意見書
▽物価上昇を上回る年金額引き上げを求める意見書について(全会一致で可決)
コロナ危機からの経済回復による物価の上昇、ウクライナ侵略戦争の影響によるエネルギー・食料等の価格高騰が続いている中、厚生労働省は、2024年改定分として、2.7%のプラス改定としているが、物価上昇との関係でみれば、実質的には0.5%の減額となり、この12年間で公的年金は実質7.8%の減額となっている。
この間に、消費税は2倍になり、75歳以上の医療費窓口負担2倍化をはじめ、介護保険料や国保料の値上げなど社会保険料が増えた上に、物価高騰の影響で年金生活者の実質可処分所得は大きく目減りしている。
国民年金法第4条は、「この法律による年金の額は、国民の生活水準その他の諸事情に著しい変動が生じた場合には、変動後の諸事情に応ずるため、速やかに改定の措置が講ぜられなければならない」としており、物価上昇を上回る年金額引き上げを速やかに実施すべきと考える。
よって、年金額引き上げを強く求める意見書を可決しました。

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