第1回定例会を、3月4日から3月19日まで16日間の会期で開きました。
専決処分、条例の一部改正、規約、令和5年度補正予算、令和6年度予算並びに特別会計予算、人事案件が提出され、採決の結果、全件承認・可決・同意されました。その概要を要約してお知らせします。
■提出議案とその審議内容
◆専決処分
▽職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例の専決処分の承認を求めることについて(全会一致で承認)
能登半島地震に対し、災害復旧支援の職員派遣を行うにあたり、災害復旧支援業務の特殊勤務手当を支給するため条例改正の専決処分を行いました。
▽令和5年度山添村一般会計補正予算(第7号)の専決処分の承認を求めることについて(全会一致で承認)
14頁参照。
◆条例
▽山添村立こども園の利用料の徴収に関する条例の制定について(全会一致で可決)
山添村立こども園設置に伴い、村独自の施策として、3歳未満の園児についても保育料の無償化を行うことにより、子育て世帯の経済的な負担の軽減を図るため条例を制定しました。
▽山添村課設置条例の一部改正について(全会一致で可決)
社会環境、行政課題に効率的に対応するため、課編成の改正を行いました。
▽山添村監査委員に関する条例の一部改正について(全会一致で可決)
地方自治法の基準に合わせ、監査委員の識見者の定数を2名から1名に変更しました。
▽職員の育児休業等に関する条例の一部改正について(全会一致で可決)
▽山添村会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正について(全会一致で可決)
地方自治法の改正により、本村のフルタイム会計年度任用職員において、勤勉手当の支給について国に準拠して改正を行いました。
※前記予算2議案については、一括して審議。
▽特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部改正について(全会一致で可決)
近年の物価高による宿泊費の高騰に対応するため、特別職の宿泊費について改正を行いました。
▽山添村放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について(全会一致で可決)
児童福祉施設の設備及び運営に関する基準等の一部改正に伴い、放課後児童健全育成事業所ごとに安全計画の策定が義務付けられたため、上位法との整合を図るため改正を行いました。
▽山添村介護保険条例の一部改正について(賛成多数で可決)
第9期介護保険事業計画開始にあたり、国の制度改正も踏まえた介護保険料の見直しを行いました。
・反対討論 奥谷和夫議員
平成12年に開始された介護保険は、今回が9回目の改定となる。この23年の間に、全国的には保険料が2倍を超え、本村の場合は3倍を超える金額になっている。本村の第9期の保険料は、第7期、第8期と同額とし、所得による段階を9段階から13段階へと拡大するものである。諸物価高騰、実質賃金の低下、年金支給額実質減などで村民の暮らしは大変な状況にあり、高い介護保険料は、国保税の負担と合わせて大変な村民の負担となっている。第8期の基金残金を全額活用するとともに、必要であれば一般会計からの繰入れを含めて、介護保険料の負担軽減を求め反対する。
▽山添村神野山ふれあいの森設置条例の一部改正について(全会一致で可決)
森林科学館が県から譲与され、村有財産となったため、施設の追加、使用時間や使用料等について新たに規定する改正を行いました。
▽山添村簡易水道事業給水条例の一部改正について(全会一致で可決)
給水装置工事を施工する場合の設計審査、工事検査並びに開栓・閉栓作業などに係る手数料が、消費税納付の課税対象であることから、手数料においても消費税等相当額を加算した金額とする改正を行いました。
▽山添村消防団条例の一部改正について(全会一致で可決)
消防団員のなり手不足解消のため、消防庁より消防団員の処遇改善の通知があり、それに合わせ消防団条例の改正を行いました。
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