文字サイズ
自治体の皆さまへ

「温故知新」

1/19

奈良県山添村

■皆さん、あけましておめでとうございます
昨年は地震に明け、豪雨等全国各地が様々な災害に見舞われた1年でした。未だに復興・復旧が半ばの方々にお見舞い申し上げます。そのような中、本村は、大きな自然災害には、見舞われませんでしたが、温暖化や鳥獣害の影響で農作物には、かなりの被害が出た1年でした。今年が、平穏で安全な1年になりますよう祈ります。
さて、昨年の年頭所感で、「山添村を知りましょう。」と書きましたが、昨年、幾つかの発見がありました。その一つに広代の「二月堂東香水講」があります。皆さんは、この講の存在を知られていましたか?実は、平成8年に発行された「村の語りべ」に掲載されているのです。毎年3月に行われる東大寺二月堂の「お水取り」は皆さんもご存知ですね。二月堂前の若狭井の水を汲み、香水とする儀式です。その香水を汲み取る儀式の際に護衛・警備の役を任されたのが広代の「東香水講」の方々なのです。広代に二月堂と書かれた石灯籠がある所以は、これだったのです。「東大寺の超有名な儀式に山添村の方々が関わっている」なんと素晴らしいことでしょう。昔から延々とその役割を果たしてこられた「東香水講」の皆さんに感謝と敬意を表します。各大字には、昔から続く大切な儀式等があります。「村の語りべ」や「何中行事」を読むとそれが良く分かります。簡略化・簡素化されるのは仕方のないことですが、無くなってしまうのは、非常に残念なことです。
「温故知新」や「不易」という言葉にまとめられますが、先人が積み上げてこられた山添村の知的・物的財産をしっかりと知り、今後の村政に活かしていければと強く思いました。
昨年は、商工会主催の「第2回やんばい祭り」が開催され、2200人を超える参加者があり、大いに盛り上がりました。地元のエネルギーを感じた1日でした。人口減少・少子高齢化等、様々な課題はありますが、地域や住民の皆さんが主体となって、地元や村の活性化に繋がるような取り組みに、村としても全力で応援していきたいと考えています。
どうか、令和7年も引き続き、皆様のご支援・ご協力をお願い申し上げますとともに、村民の皆様方のご多幸とご活躍を祈念しまして、新年のご挨拶にかえさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
山添村長 野村 栄作

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU