皆さまにおかれましては、希望に満ちた新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルスが「5類」に引き下げられ、長かったコロナ禍からようやく抜け出したこともあり、平群駅前の総合文化センターの「くまがしホール」や「どんぐり広場」では、週末になると発表会やマルシェが行われていました。町におきましても実に4年ぶりとなる大きなイベント「へぐり時代祭り」、「ごみ減量フェスタ」、秋には「オータムフェスタへぐり」(収穫祭and文化祭)が、皆さまのご協力を得て盛大に開催することができました。
いずれもたくさんの方々で賑わい、子どもたちの笑顔があふれ、住民の皆さまの暮らしに活気が戻ってきているのをひしひしと感じた次第です。なお現在は、平群駅前広場~文化センター前にイルミネーションが飾り付けられています。ぜひご覧ください。
道の駅大和路へぐりでは、週末になると町内外から多くの方が訪れ、コロナ禍以降、売上げも年々増大しています。また、R168号バイパスに新たな商業施設の建設出店計画もあり、今後ますます賑わいと活気が町内にあふれてくることを期待しています。
こうした中、本年も引き続き財政健全化を最重要課題とし、人口対策、まちの賑わい創出、子育て支援、学校施設の長寿命化など、直面する課題に気を引き締めて対応してまいります。
本町の財政状況は依然厳しく、奈良県より「重症警報」が発令されております。令和3年度より緊急財政健全化計画を真摯に取組んだ結果、将来負担比率、経常収支比率については、昨年度に引き続き改善することができました。また、地方債残高につきましても着実に減少できています。引き続き財政の健全化を目指し、奈良県とも連携を図りながら、将来の平群町に繋がるよう、不退転の決意で取組んでまいります。
まちづくりについては、今後10年の指針となる第6次総合計画を、人口減少対策や地方創生を目的とした「平群町デジタル田園都市国家構想の実現に向けたまち・ひと・しごと創生総合戦略」と併せて一体的に策定しました。策定にあたり、アンケート調査やまちづくり会議、パブリックコメント等で皆さんのご意見をお伺いし、第6次総合計画等検討委員会において活発にご議論いただいてまいりました。貴重なご意見やご協力をいただきました皆さまに心から感謝を申し上げます。この計画に沿って職員一丸となり、町民の皆さまに「今後も住み続けたい」と思っていただけるよう取組んでまいります。
また、最近では行政のデジタル化による住民の皆さまの利便性向上を図っており、証明書を役場に行かず郵送で受け取れるというサービスを先月新たに開始しました。(※詳細は本紙p3をご覧ください)。
様々な課題に対応していくためには、町民の皆さまに平群町のまちづくりにご参加いただき、行政との協働によるまちづくりを推進していくことが大切だと考えております。今後も、「人が輝き、未来が輝き、夢あふれるまちへぐり」を目指し、皆さまと共に邁進してまいります。
これまで同様、町政に対しご理解とご協力を賜りますよう重ねてお願い申し上げますとともに、今年一年が明るく活気にあふれ飛躍する年になりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
令和6年1月
町長 西脇洋貴
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