■年齢とともに瞼(まぶた)が重く感じ、物が見えにくいことはありませんか
眼瞼下垂(がんけんかすい)は瞼が下がって、物が見えにくくなる状態です。加齢による眼瞼下垂は、皮膚がたるんだり、瞼を挙げるための腱膜がゆるんだり、はがれたりすることが原因となります。ハードコンタクトレンズを長年使用していた方、白内障の手術を受けた方、目をこする癖のある方などにも起こりやすい病態です。眠そうな目つきになるという顔つき変化や、物が見えにくいといった症状に加え、頭痛、肩こりが生じてくることもあります。ゆるんだ皮膚を切除したり、腱膜のたるみをとるという治療方法があります。
力を入れずに目を開けた状態で上瞼が瞳孔にかかるようであれば、形成外科、眼科でご相談ください。
西和医療センター 形成外科副部長
真柴 久実 医師
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