■「IVR(アイ・ブイ・アール)」って、聞いたことがありますか?
Interventional Radiology(インターベンショナル・ラジオロギー)の略で、おなかや胸を切らずに体内に長い針やカテーテルという細長い管を挿入し、X線や超音波、CTなどの画像診断装置を駆使して幅広い病気の治療を行う革新的な方法です。カテーテルを目的の血管まで這わせて、狭い血管を広げたり、癌の近くの血管から直接抗癌剤を注入したり、事故などで大出血している血管を止めたりします。体の表面から針を刺し、体の奥にたまった膿を外に出すなど、他にも様々な治療が可能です。IVRを迅速に行うと病気の回復が早まります。当院では経験豊富な放射線科のIVR専門医が各診療科医師と協力し、積極的にIVRを行っています。
西和医療センター 放射線科部長 武輪惠医師
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