最終回 アクリルタワシ普及だより

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新緑の中さらさら流れる竜田川にいつかは鮎の遡上をと願ってきました。
思えば十七年前、平群東小学校長の転勤時、数人のボランティアがそのお志を引き継ぎました。先生の目的は二つ・小学生にも地域の環境に関心を持たせること・竜田川の水質を少しずつでも良くすること。その具体的手段がアクリルタワシの製作配布でした。私達はその為には多くの町民に関心と賛同を頂く必要を感じ、PR活動と年会費制度を始めました。
皆様からの会費でアクリル毛糸他必要品を購入し、編み手ボランティアにタワシを作って頂き、使用法の栞と共に各自治体に年一回の無料配布を続けてきました。(年に約五千枚)
この度その活動拠点、平群小横の個人教室の借地返還期日が迫り、そこでの活動継続が無理になります。平群小で始まり平群小の児童達が長年培ってきた活動ですが、小学生とスタッフが安全に集える時間帯が限られている故、適切な場所が見つからず、やむなく活動を終えることにしました。
長い間、広く町内外の環境問題に関心のある方々に激励やご支援を給わりました。
竜田川浄化推進協議会、ホタルッチの会、住民生活課、上下水道課にもお世話になりました。平群小の先生方にも児童とその家庭との連絡にご尽力頂きました。
アクリルタワシ愛用の皆様や共に励んできた子どもボランティア達の心にいつまでも川の水質への意識が残ることを願っております。
終りにあたり、スタッフ一同心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

アクリルタワシ普及会　ボランティア一同