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コラム「平群の小菊」

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奈良県平群町

桃の節句ならぬ「菊の節句」は知っていますか?9月9日の重陽の節句のことで、昔は菊を漬け込んだ菊酒を飲んだり、菊の花を浮かべた菊風呂に入ったりして、健康長寿を願う風習があったそうです。
平群の菊づくりは今から100年ほど前、明治末期から始まりました。昭和にかけて生産が増え、小菊へシフトし現在に至ります。今では、小菊畑がなんと84ヘクタール(東京ドーム13個分?!)、年間出荷数は4000万本という、夏秋期生産量日本一の〝平群の小菊〟というブランドに成長しました。
では、なぜ平群が小菊の一大産地になったのでしょう?それは、平群谷の地形が小菊の栽培に最適だからです。まず、比較的雨が少ない。そして、早朝から陽が当たり夕日が早く沈むため昼夜の寒暖差がある。この条件のおかげで、色が鮮やかで花もちの良い高品質な小菊が育つのです。さらに、谷の高低差を利用して、夏から秋にかけての長い期間、安定的に出荷することができるのも強みの一つです。
今回、町職員が「平群の小菊」の収穫から販売までの流れを見学させていただきました。その様子は、来月号に掲載します。

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