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【特集】まちの防災リーダー

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奈良県斑鳩町

■6月28日(水)斑鳩町防災士交流会を開催しました
防災士の資格をお持ちで、斑鳩町在住の人を対象に、講演会・交流会を開催しました。
当日は、町内にお住まいの防災士である水家健太郎さん(医療法人藤井会石切生喜病院所属)をお招きし、水家さんが国際緊急援助隊・医療チームとして派遣された、トルコ・シリア地震(令和5年2月6日発生)の被災地での活動内容などについてご講演いただきました。
講演では、現地で被災者のリハビリ支援などを行った当時の状況や支援活動について、写真や動画を用い、お話しされました。
また、参加者のみなさんの普段の活動について意見交換が行われ、町内にお住まいの防災士間のネットワーク構築を図りました。

■町内で活動されている自主防災組織を紹介します
現在、町内に自主防災組織が30団体あり、普段から、防災訓練や、資機材の備蓄などの活動をされています。今回は、その中から2つの団体の活動をご紹介します。
▽三室地区自主防災組織
代表 吉井達也さん
Q1 いつから活動しているのですか?
以前から年に一度の消防訓練実施や、斑鳩町の広報紙等を使用して、知識の普及や啓発活動を行っていましたが、平成30年4月1日に三室地区自主防災組織を立ち上げ、あらためて自主防災活動を活発に行うことになりました。

Q2 活動内容について教えてください
最初の取り組みとしては、三室地区の方に自主防災の重要性について、奈良県防災士会から講師を招いて、災害(水害)タイムラインのチーム作業を実施しました。その後、災害時の対策マニュアルを検討し、さらに、災害時を想定したかたちで、防災委員会委員によるタイムラインの作成を実施しています。
また、消防署に訓練を依頼して、AED講習や救急救命講習なども行っています。

Q3 三室地区ならではの取り組みはありますか?
最近の取り組みとしては、自主避難困難者の調査やヒアリングなどを行っており、土砂災害警戒情報が発令されたときには、防災委員会委員や地区の方々の協力によって、安否確認などを行っています。
また、三室地区秋祭りの中でも、炊き出しの訓練として防災食のカレーの提供や、自主防災について防災クイズを行って、防災に対する啓発活動を行っています。

▽紅葉ヶ丘自主防災組織
代表 中西大元さん
Q1 いつから活動しているのですか?
平成24年6月、有志により自主防災・防犯会を立ち上げました。
平成25年3月、自治会総会で自治会下部組織となり、町の設立補助金を受け、紅葉ヶ丘自主防災組織としてスタートしました。

Q2 活動内容について教えてください。
毎月第1土曜日に会議を行い、防災・防犯活動について話し合いを行っています。
また、毎月第2、第4土曜日には、地域のパトロールを行い、空き家や空き地の状況確認、ブロック塀などの安全確認を行っています。

Q3 紅葉ヶ丘地区ならではの取り組みはありますか。
定期的に、ホース格納箱の点検、防災倉庫の器具の点検と扱い方の訓練を実施しています。また、年1回、消防署の協力を得て消火訓練等を実施しており、その他に、炊出訓練や地域住民への災害に関するアンケート、消火器や警報器の備え等の啓蒙活動を行っています。なお、当地区は、5か所に防犯カメラを設置しており、防犯活動にも力を入れています。

Q4 問題点はありますか。今後の方針はありますか。
メンバーの高齢化が進み、活動に支障をきたすようになってきているのが問題点です。
よって、今後は現役世代の人たちに、防災へ意識を向けてもらって、活動に参加していただき、災害発生時には率先して協力し、行動をしてもらえるような体制づくりを進めたいと考えています。

※「吉井達也」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

問い合わせ:安全安心課
【電話】内線272

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