第8期介護保険事業計画期間(令和3年度から令和5年度まで)を終えて…
介護が必要になっても、住み慣れた地域でできる限り自立した生活を送ることができるよう、高齢者の介護を社会全体で支えるしくみとして、介護保険制度があります。介護保険サービスの見込み量を定め、保険給付と地域支援事業の円滑な実施を確保するため策定された、介護保険事業計画の第8期計画期間(令和3年度から令和5年度まで)が終了しましたので、給付などの実績を報告します。
■給付費の状況
令和3年度から令和5年度までの給付費の実績は、各年度で計画値の約9割程度の給付率となりました。
・介護保険給付費の給付状況
(単位:百万円)
また、給付費は、後期高齢者人口の増加に比例するように認定者数が増加していることから、前年に比べ、増加傾向にあります。
軽度である要支援認定者数は計画値よりも多い状況にあるものの、要介護認定者数は計画値より低い状況となりました。
・高齢者人口、高齢化率の推移
・要介護認定状況
その結果、給付費が計画値より大きく抑えられました。これは軽度の頃から、各種介護予防事業や介護予防サービスの提供を推進することで、状態の回復や現状維持、重度化の防止に効果があったものと考えられます。
また、各種地域支援事業の実施により、地域包括ケアシステムの環境整備がすすめられていることも理由のひとつと考えられます。
■特別版 令和5年度介護保険事業特別会計(保険事業勘定)決算状況
今月号では第8期計画の介護保険事業状況報告にあわせ、令和5年度の介護保険事業特別会計(保険事業勘定)の決算状況も紹介します。
◇歳入:26億6,987万円
◇歳出:26億5,383万6千円
問合せ:福祉課
【電話】内線126
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