■ハチとうまく付きあうために
近年、ハチが市街地に営巣することが多くなり、刺される被害も出ています。
ただし、ハチが人を刺すのは、ハチ自身か巣が危険にさらされた時であり、うまく付きあえば、刺されることもなく、ケムシなどを捕獲してその発生を防ぐ、人に利益をもたらす益虫でもあります。
ハチの生態や習性を理解し、うまく付きあっていきましょう。
■スズメバチの生態について
スズメバチはハチの中でも、もっとも大型で攻撃性が高く、巣を守るために人を襲うことがあります。
◇4〜5月ごろ
巣づくり・産卵がはじまります。
◇6〜8月ごろ
ハチ・巣が急成長します。
◇7月下旬〜10月ごろ
最盛期※非常に危険な時期です。
◇10月下旬〜11月以降
ハチの数が減少します。
巣は低木の枝などにつくることが多く、人家の生垣や庭木、軒先にもつくります。
■ハチに刺されないために
・巣を見つけたら、絶対に近づかないようにしましょう。
・ハチを頻繁に見かけるような場所は、近くに巣がある可能性が高いので近づかないようにしましょう。
・巣に刺激を与えてはいけません。
・山に入るときは、黒い服は避け、白など明るい色の服装にしましょう。また、匂いの強い香水や整髪料などは、ハチを誘引したり、興奮させることがあるので控えましょう。
■万一刺されてしまったら
巣の近くで刺されたら、すみやかにその場から離れてください。ハチのまき散らす警戒フェロモンに呼び寄せられて、多数のハチが攻撃してくることがあるため、とても危険です。
その場を離れたら、すぐに患部から、指などで毒を絞り出してください。この時、絶対に口で吸ってはいけません。歯ぐきから毒が入る可能性があります。絞り出したあとは、冷水で患部を洗いながら冷やし、病院に行って、医師の診察を受けてください。
■巣をつくらせないためには
家の周りにハチの巣をつくらせないために、春先から、定期的に家の周りを点検しましょう!
◇早期の巣であれば、駆除も簡単です。
庭木の剪定を定期的に実施し、風通しを良くし、巣をすぐ見つけられるようにしましょう。
◇ハチは外敵から巣を守るため、木が生い茂った場所に巣をつくる傾向があります。
庭の整理をし、不要なものを置かないようにしましょう。
◇置きっぱなしのものや、人の出入りの少ない場所に巣をつくります。
通気口には目の細かなネットを取り付けて、亀裂や壁の隙間などは塞いでおきましょう。
◇ハチの侵入を防ぎ、屋根裏や壁の間に巣をつくるのを防ぎましょう。
■スズメバチ被害防止対策補助金
町では、駆除業者に依頼して、スズメバチの営巣駆除を実施した場合、補助金を交付しています。
対象:次の要件をすべて満たす人
(1)町内で、スズメバチが営巣している建物もしくは土地の所有者、管理者または貸借している人
(2)当該建物などの所有者または管理者から駆除に関する承諾を得ていること(ただし、国および地方公共団体などが管理する建物などを除く)
(3)自ら駆除することが困難なこと
(4)駆除業者により駆除すること
補助金額:駆除に要した費用の2分の1(100円未満の端数があるときは切り捨て)とし、10,000円を限度とします。
申請:斑鳩町スズメバチ被害防止対策補助金交付申請書兼請求書に次の必要書類を添付し、申請してください。
·駆除業者に支払った費用の領収書
·駆除を行った現場の位置図
·駆除する前と駆除した後の現場の状況がわかる写真
·その他、必要書類
※申請書は町ホームページからダウンロードできるほか、環境対策課窓口でもお渡ししています。
問合せ:環境対策課
【電話】内線133
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