〜地域の未来を見つめて〜
皆さんは、突然の災害に備えていますか?地震や洪水、台風など、これまで経験したことのない自然災害が全国各地で発生しており、「地区防災」の重要性が再認識されています。地区防災は、地域をよく知っているからこそ細やかかつ迅速に対応できます。
今月は、熱心に防火防災活動に取り組む高取町女性消防団の様子をお届けします。
■女性消防団の設立と歩み
高取町の女性消防団は平成10年9月1日の発足以降約25年間、地域の防災活動に貢献してきました。
現在、13人の団員が毎月一〜二回活動しています。防火啓発活動および各種訓練のほか、一人暮らしの高齢者宅への訪問見守りやイベント出展など、様々な活動に取り組んでいます。
■様々な活動に取り組んでいます!
消防の訓練といえば消火訓練を連想する人が多いと思いますが、それだけではありません。
厳正な礼節を保ち素早く的確に行動するために礼式訓練を、確実で軽快に団体行動をするために行進訓練を行います。また、長期間の避難所生活を送っている人へ温かい食事を届けてお腹を満たしてもらえるよう、炊き出し訓練も行っています。
いざというとき冷静に対応して地域を守るため、消防学校への入校や普通救命講習の受講もしています。
■訓練だけではありません!他にもこんな活動をしています!
◇一人暮らし高齢者宅の防火訪問~高齢者の安全を守る~
一人暮らしの75歳以上の人の自宅を定期的に訪問し、体調の確認や火災警報器の設置の確認、非常時の連絡先を配布しています。
◇救命救急講習の補助~消防士のお手伝い~
応急手当普及員の資格を持つ団員が、消防署の主催する救命救急講習の補助を行っています。
◇イベントでの出展~啓発により防災意識を高めてもらう~
町内のイベントでは、水消火器での火消し体験や、火災発生時の状態を疑似体験できるブースの出展、防災啓発グッズの配布を行っています。また、毎年恒例のたかとり城まつりでは、子どもたちが防火服を着てポンプ車で写真を撮ってもらえるブースを用意しています。
■新団員募集中!
防災意識を高め、互いに助け合いませんか?「自らの地域は自ら守る」という意識で消防防災活動を一緒に行ってくれる人を募集しています。気になる人は、総務課までお気軽にご連絡ください。
対象者:20歳以上55歳未満の町内在住の人
問合せ・申込み:総務課
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