■~誰もがイキイキと生きられる居場所~
市尾大字にある「ふれあい乗馬センターポニーの里」は、「乗馬セラピーを通じて、障がいのある人もない人も、健やかに共生できる社会をつくりたい」という想いから、1995年にボランティアによる有志団体によって設立されました。
ここでは、男前の「メル」となぜか牛柄の可愛い「ポルテ」の2頭の可愛いお馬さんと触れ合うことができます。
今月は、可愛いお馬さんと触れ合う子どもたちの様子を取材しました。
■NPO法人ポニーの里をつくろう会
「ふれあい乗馬センターポニーの里」の設立後、誰もがイキイキと生きられる場所を目指し、障がい者福祉事業を手掛ける「NPO法人ポニーの里をつくろう会」が設立されました。
この「ポニーの里をつくろう会」は、広陵町の「デイサービスセンターポニーの里」、橿原市の「デイサービスセンタードンちゃんランド」の2つの放課後デイサービスを行っており、大淀養護学校や明日香養護学校、西和養護学校のほか、その周辺地域の学校に通う小学生〜高校生の子どもたちが利用しています。
ポニーの里では、放課後デイサービスのプログラムの一つとして、一日当たり4〜5人、多いときは10人の子どもたちがお馬さんと触れ合います。
■体験の様子
まずはメインとなる乗馬体験です。お馬さんの上でバランスを取るため程よい緊張感を持つと同時に、開放感にあふれた様子の子どもたち。餌やり体験では、恐る恐る手を差し出しながらもとても楽しそう。
また、周りの大人や他の子どもたちと和やかに過ごし、会話も楽しみの一つのようでした。
■乗馬を通して心身ともにイキイキと!
乗馬のメリットは、楽しむことだけではありません。
お馬さんが歩くことで背中に大きな揺れが起こり、その上でバランスを取ることで、平衡感覚・姿勢保持機能の改善、筋力強化など、身体機能の向上が期待できます。
さらにお馬さんと触れ合うことで、リラクゼーションやストレス軽減、自己肯定感の向上など、心にもいい影響が生まれます。
■代表の田村さんから
放課後デイサービスを行う施設が少なかった約20年前の設立当初、週末には口コミを通して県内外を問わず多くの人が集まっていました。
そんな中、ポニーの里を利用する子どもたちのお母さんがヘルパーの資格を取り、他のお母さんに子どもを預けられる体制を整えました。このように他の子どもを預かることは、お母さんの視野を広げることにも繋がりました。
障害の有無に関わらず、ポニーの里が多くの人の集いの場所になることが一番の願いです。興味のある人は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
■お気軽にお問い合わせください!
誰もが気軽に集える場所で、乗馬を楽しみませんか?興味のある人は、ぜひお気軽にお問い合わせください!なお、お馬さんの体調により乗馬ができない日もあります。あらかじめご了承ください。
活動日:火曜日以外の平日、隔週の土日
料金:引馬…一周500円 乗馬…2000円(餌やりなどの体験込み)
問合せ:ふれあい乗馬センターポニーの里
【電話】0744-52-3902
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