文字サイズ
自治体の皆さまへ

伝統行事「イノコ(亥の子)」復活!

16/17

奈良県高取町

本町には、12月8日の晩、子どもたちが「亥の子の歌」を歌いながらわら縄(デンダラモチ)で地面をたたき家々を回る伝統行事「イノコ」が伝わる大字がいくつかあります。
子どもの減少により子供会が一時無くなった森大字。イノコも2017年から6年間休止していましたが、子どもが増えて子供会が復活。子供会からイノコを子どもたちに伝えたいとの声があり、2023年に復活しました。
そんな伝統行事イノコを取材しました。

■まずは準備
11月24日、開催に先立ち、わら縄作りが行われました。参加した8名の子どもたちは丁寧に教わりながら協力して一生懸命作り、当日に備えました。

■みんなでぺったんこ!
12月8日の夕暮れ時、いよいよ子どもたち8名が各家を回ります。子どもたちが自らインターホンを鳴らし「いのこの晩です。」と元気よくあいさつ。各家の玄関前で「ぺったんこ」とイノコの歌を歌いながらわら縄で地面を叩きました。

■大人たちの想い
「子供会から復活の相談を受けたときから、伝統行事の復活に喜びを感じました。
餅わらの手配やわら縄作りは簡単なものではありませんが、大切な伝統が今後も続くよう、大字からもできる限りの協力をしていきたいとみんなが思っています。」と、森大字の東区長はとても嬉しそう。
これからも続いていくことを願います。

■「イノコ(亥の子)」の由来
一般的に、「亥の子の日」は、旧暦10月の最初の亥の日。この日は子どもをたくさん産むイノシシにあやかり、子孫繫栄や無病息災などを祈る日とされています。
森大字では、こうした祈りを捧げるとともに豊穣を祝福する「イノコ」が、12月8日に行われるようになりました。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU