ひな祭りは女の子の健やかな成長や幸せを願ってお祝いする日。古くから、ひな人形は病気や事故の身代わりになり、子どもたちを守ってくれると信じられてきました。そして、ひな祭りの行事食にはそれぞれ意味が込められています。昔の人が込めた意味を考え、子どもの健やかな成長を願いながら、ひな祭りを楽しんでみましょう。
◇ちらし寿司
色鮮やかで見た目も華やかなちらし寿司。それぞれの具材には次の意味が込められています。
●えび…腰が曲がるまで丈夫で長生きできますように。
●豆…健康でマメに働けますように。
●レンコンやハス…(穴が空いていることから)先の見通しがききますように。
◇菱餅
ひな祭りの食べ物としてよく見かける3色のひし餅の色にも、それぞれ意味が込められています。
●桃色…桃の花をイメージし、魔除けの意味があります。
●白色…雪をイメージし、子孫繫栄の意味があります。
●緑色…新緑をイメージし、厄除けとされるよもぎが入っています。
◇ハマグリのお吸い物
ハマグリの貝殻が一対になっていて、元々対になっていた同士でないとピッタリと合わないため、良縁の象徴と言われています。
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