所長 阿部翔太郎
ここ最近、肌寒い日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は睡眠時無呼吸症候群について、お話しようと思います。
睡眠時無呼吸症候群とは読んで字のごとく、睡眠中に呼吸が止まる病気です。寝ている間ですので、自分で気づくのが難しく、一緒に寝ている家族からいびきがうるさいといわれたとのことで、病院に来られる方が多いです。呼吸が止まっている間は全身低酸素状態ですので、臓器障害を起こすことがあります。合併症としては不整脈や心不全といった心疾患や、糖尿病、脳卒中など多岐にわたります。一晩、機械をつけていただくだけですぐに診断がつきます。治療としては、CPAPと呼ばれる機械を寝るときに装着する方法があります。CPAPをつけてから、日中の動悸や息切れが大きく改善した方もいらっしゃいますので、心配な方は一度ご相談ください。
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