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自治体の皆さまへ

こちら診療所

22/29

宮城県七ヶ宿町

所長 阿部翔太郎

7月の広報誌が発行される頃には、暑い日が続いていることでしょうか。皆様、くれぐれもお体にはご自愛ください。
今日は「ポリファーマシー(polypharmacy)」についてお話しようと思います。ポリファーマシーは多く(poly)、薬剤(pharmacy)を内服している状態であり、薬物副作用が懸念される状態です。明確な定義はありませんが、5-6剤以上でポリファーマシーについて考慮しなければなりません。当診療所でも、多い方で10剤以上薬剤を内服している方がいらっしゃいます。心臓疾患や精神疾患などをお持ちの方はしっかり、多くの薬剤を内服しないといけない場合がありますが、必ずしも必要のない方もいらっしゃいます。例えば、鎮痛薬は便秘を誘発することがありますが、その便秘に対して、下剤が処方されている場合があります。この場合は、下剤を追加するより、鎮痛薬を変更、中止するほうがよいでしょう。薬剤を減らすことで、体の負担が減ることもありますので、当所から、減薬を勧められた場合は是非、お試しください。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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