所長 阿部翔太郎
この診療だよりが広報誌に載る頃には暑い日が続いている頃でしょうか。皆様水分摂取はこまめにとり、体調にはご自愛ください。
今回は膝痛についてお話してみたいと思います。膝痛の原因の多くは変形性膝関節症と言われており、膝の軟骨がすり減って、骨と骨がこすれることで痛みが生じます。鎮痛薬や湿布は対症療法としてはいいですが、根本的な解決になりません。重要なのは、軟骨を少しでも減らさないことです。肥満気味の方は減量が最も重要です。また多くの膝痛の方はO脚が原因で、膝関節の内側の軟骨がすり減り、骨同士が当たって痛む方が多いです。足の小指に重心がかかっていることが多いので、親指側に重心をかけて歩いてみてください。膝軟骨にとって負担が少ないですので、痛みが軽減されるかもしれません。是非お試しください。
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