冬の入浴で気をつけたいのがヒートショックです。ヒートショックとは、温度の急激な変化で血圧が上下に変動することによっておこる健康被害です。特に高齢者に多く、失神や心筋梗塞、不整脈、脳梗塞を起こすことがあります。5つのポイントを心がけ入浴をしましょう。
1.室内、脱衣所、浴室の温度差をなくす
脱衣所ではセラミックヒーターなどの簡易ヒーターを使用しましょう。また、浴室では浴槽の蓋をあけたり、温かいシャワーを1分程度出し続けるなど、蒸気の温度を利用しましょう。
2.心臓の負担を軽減するかけ湯
入浴する前のかけ湯は、「おへそから下」へゆっくり行いましょう。肩から掛け湯をすると、心臓への負担が大きくなります。
3.湯船の温度
お湯の温度は41度以下を心がけましょう。
4.入浴前後に、コップ1杯の水を飲む
入浴中は、自分で感じている以上に体の水分が失われます。
5.一緒に住んでいる人の見守り
「いつもより入浴時間が長いな」と感じた時は、お風呂場に様子を見るよう心配りをお願いします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>