◆出番ですよ~
人と人が連携し、町に経済効果を
武山裕記(たけやまゆうき)さん(多賀城市)
花渕浜活性化プロジェクト・リーダー、「浜の七光り」経営
2年前まで高校で体育と福祉の教師をしていましたが、海のきれいな七ヶ浜で自由に仕事をしたいという思いが募り、決断しました。
浜の七光りを始めたのは、町内の知人の漁師宅で夕食をごちそうになった経験からです。タラのフライにあら汁と豪華な漁師飯に驚きました。「いつもこんなすごいものを食べているんですか」と聞くと、「こんなの出荷できずに捨てるものだからさ」との返事にまた驚きました。「こんなにもおいしい七ヶ浜の魅力を伝えたい」との思いを抱いたのがきっかけでした。
七ヶ浜ではたくさんの魚の水揚げがあるのに、どんな魚がとれているのかわからないと気づいたんです。七ヶ浜ってこういう魚がとれるんだよというのがお店に来ると一目でわかり、新鮮な魚介類をリーズナブルに提供できる場所を作りたかったんです。
花渕浜にはヨットハーバーがあって、こんなにも海がきれいに見えて、ここにしかない魅力があります。せっかく素敵な場所があるのにもったいない。
コロナ禍で人との接点がさらに少なくなりましたが、逆にこの町の魅力を人と人が連携することで高まるのではないかと思うようになったんです。
それが花渕浜活性化プロジェクトを始めるきっかけでした。例えば、飲食店でご飯を食べていく。食べたお客様がヨットに乗ったり、サップしたり、他の店と連携することによって、経済効果が町全体に広がっていくんじゃないかなと思ったんです。
飲食店や会社が連携することで、お客様が楽しめる仕組みをつくれたらと思い、みんなに声掛けしてプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトでは、「食」のプランとして、5つの飲食店があり、例えば、自分で釣った魚を目の前でさばき、お寿司にしてもらって食べたり、11月に開催したテーブルマナー講座(広報しちがはま12月号に掲載)を企画したりします。「遊ぶ」では12のプランがあります。
これからは教師をしていた経験を生かして、サマーキャンプを実施し、釣りやサップ体験など、子どもたちのための企画もしていきたいです。子どもの頃に実際に見たり、触ったり、いろいろな経験をするって大事なことだと思います。大人になっても子どもの頃の記憶が残る場所にもしていきたいです。4月からは、町全体で七ヶ浜を盛り上げたいという皆さんが一緒になって、毎月第1日曜日にマルシェなどのイベントも企画しています。
将来は、ここを鎌倉みたいに何も言わなくても自然と人が集まる場所にしていきたいですね。いっしょにこの町を盛り上げたいという方がいらしたら、ぜひ、ご連絡下さい。
問合せ:花渕浜活性化プロジェクト 武山さんまで
【電話】090-5592-9476
◆図書カードをもらおう!クイズ
正解者の中から500円分の図書カードをプレゼント。今月号の中にヒントがあるよ!
▽応募方法
答え・住所・氏名を明記の上、1/22(月)まで、ハガキまたはメール、ファックスでご応募下さい。
【E-mail】kouhou@shichigahama.com
クイズの回答は町内の方に限らせていただきます。
12月号の答えは、(イ)
Q. 七ヶ浜町が1月3日放送予定の番組で受賞した賞の名前は何でしょうか
(ア)khc大賞
(イ)khb大賞
(ウ)あんたが大将
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