年頭のごあいさつ

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◆幸多き年となりますように
七ヶ浜町長　寺澤 薫

皆さまにおかれましては、2024年の新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

昨年を振り返りますと、2月のトルコ・シリア大地震に始まり、世界各地で猛暑、豪雨等、自然が猛威を振った年でもありました。今なお続くロシアのウクライナ侵攻に加え、パレスチナ・イスラエルとの新たな戦闘が勃発するなど、世界情勢はますます混迷を深めております。

東日本大震災から12年9カ月が経ち、あのときの経験をした私たちにとりましては、世界の人々が1日も早く安寧な日々を迎えることを願ってやみません。

一方、国内に目を転じますと、昨年はようやくコロナ禍が明け、産業、経済、文化等、様々な活動が再開され、日常を取り戻しつつある1年でもありましたが、長引く物価の高騰は、日々の私たちのくらしに重くのしかかり、まだまだ厳しい状況が続いております。そのような中においても、皆さまのご理解とご協力のもと、本町では、4年ぶりに「小学校・地区民大運動会」、「産業まつり」など多くのイベントを再開することができました。

地域におきましても、待望の夏祭りをはじめ、多くの行事が地域を活気づけ、新型コロナに翻弄された歳月を吹き飛ばすかのような皆さまの笑顔は、私にとりましても、大きな安堵と勇気をいただく思いがしました。こうして、昨年を振り返りますと、つくづく、「人と人のつながりや顔と顔が見えることのありがたさ、大切さ」を痛感いたします。

また昨年は、町制施行65周年の記念すべき節目の年でございました。記念式典をはじめ、記念事業など、多くの町民の皆さまにご参加、ご協力を賜り、この場をお借りして御礼を申し上げます。

新春にあたりまして、皆さまが健やかに暮らし、幸せを実感できるよう、本年も「心かよう健幸のまちづくり」にまい進する決意でございます。

本年も引き続き、6つの政策((1)復興と防災、(2)人材育成、(3)攻めの福祉、(4)地域力の構築、(5)交通対策、(6)地場産業への新たな挑戦)を柱に、まちづくりに総力をあげて取り組んでまいりますので、町民の皆さまのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。

結びに、本年が皆さまにとりまして幸多きすばらしい年となりますよう、心からご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。