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宮城県七ヶ浜町

■七ヶ浜リユニオン
10月12日に七ヶ浜国際村で、歴代の国際交流員(CIR)、外国語指導助手(ALT)と交流のあった町民の皆さんの初の同窓会「七ヶ浜リユニオン」が開催されました。
国際交流員と外国語指導助手は、町が1993年に招へいして以来、31年間続いています。国際交流員は、七ヶ浜国際村で主に国際交流や国際理解を深めるための企画をはじめ、姉妹都市プリマスとの調整、通訳、翻訳などを行っています。2016年からは、グローバル人材育成プログラムとして、幼児から幼稚園などの就学前の子どもたちを対象に英語に親しむ事業に取り組んでいます。
一方、外国語指導助手は、町内小中学校の英語の指導助手として、2016年からは七ヶ浜・グローカルプロジェクトとして英語コミュニケーションの推進に取り組んでいます。今日、七ヶ浜町の英語教育が全国でも屈指になったのは、国際交流員と外国語指導助手の皆さんの活躍なしには語ることができません。
これまでに国際交流員は18名、外国語指導助手は20名、計38名。この日は12名(うちリモート参加が5名)と町民の皆さんが思い出話や近況を報告し合うなど親交を深めました。

◇遠くは南アフリカ共和国から参加
リモートで参加した最初の国際交流員のキャシーさん(1993-95)は現在、アメリカ合衆国政府の外交官としてインドに赴任中で結婚やお子さんの成長ぶりを話しました。一番遠い南アフリカ共和国から参加したジェシカさん(ALT2013-16)は、「七ヶ浜での暮らしは、自分の生きる道を見つけるためのかけがえのない経験」と話しました。タイラーさん(CIR2016-19)は、現在、アメリカで日本のエンターテインメント企業の知的財産に関する仕事、ネイトさん(ALT2019-23)も、大学で留学生に関する仕事をしています。
一方、日本で活躍している皆さんもいます。山田ニコルさん(CIR1995-97)は、東京でインターナショナルスクール、リサさん(CIR1997-98)は、英語関連の会社を起業しました。ジェイミーさん(CIR2007-08)は、金沢大学准教授と英語プログラムセンター所長(ディレクター)として言語学を教えています。トーマスさん(ALT2001-03)、メガンさん(ALT2017-19)、ティファニーさん(CIR2019-21)、ルイスさん(ALT2021-24)も日本で就職し、英語を生かした職でその活躍の場を広げています。サンティアゴさん(CIR2019-22)は、大学院で日本、アジアの歴史を学んでいます。町の復興がうれしい。また会いましょう!
ニコルさんやトーマスさんは、現在の七ヶ浜を巡り「震災の影響で町が大きく変わったことに驚きました。震災の影響についての展示を見て感慨深いものがありましたが、町が復興したことをうれしく思います」。タイラーさんは「皆さんに会えて新しい貴重な思い出ができ本当に幸福です。また七ヶ浜に帰ったら皆さんに声をかけます!それまでは、お元気にしてください!また会いましょう!」。
今回のリユニオン。七ヶ浜を離れても皆さんの想いはひとつ、貴重なひと時でした。

取材・翻訳 国際交流員マコウエン・レン

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