【特集】令和6年度のまちづくりと予算 ～まちの魅力の再発見と創出～ (1)

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町長　寺澤　薫

■令和6年度施政方針から
令和6年度の一般会計予算額は、昨年度とほぼ同額の72億300万円となりました。今年度は、これまでの6つの政策軸をより推進し、特に「地域力の構築」、「交通対策」、「地場産業ヘの新たな挑戦」を一体的に取り組み、まちの魅力の再発見と創出につなげる部署として、まちづくり振興課を新設しました。6つの政策軸をさらに連動させ、引き続き「心かよう健幸(けんこう)のまちづくり」に取り組みます。

【令和6年度　一般会計当初予算　72億300万円】

※(　)内は、構成比・前年度伸び率。△はマイナスを表します。
[依存財源]41億7,646万円(57.9%、△2.2%)
[自主財源]30億2,654万円(42.1%、3.0%)

【特別会計・企業会計　予算】

【1】安全で安心な暮らしを守りたい(復興と防災)
令和6年能登半島地震は、東日本大震災の記憶を呼び起こす衝撃的な出来事であり、いつどこで発生するかわからない大規模自然災害への備えの重要性を改めて認識させるものでした。
本町では、本年度も大規模自然災害から町民の生命、財産を守る取り組みを強化します。
今年で6年目を迎える東北大学災害科学国際研究所との学術連携事業では、本年度も有識者のご意見や知見をいただき、複雑、多様化する災害への備えを強化していきます。
防災減災対策としては、生涯学習センターへの徒歩避難者のための避難路整備、農業用ため池と大雨時の貯水機能を持つ二分沢ため池の遮水シートと救助ネット敷設工事の実施設計を行います。
また、これからも心の復興に取り組むとともに、東日本大震災を風化させないため、震災に関する展示や現地見学会を実施し、震災の記憶、経験を後世に伝えていきます。

◇主な事業
・東北大学災害科学国際研究所との学術連携事業
・吉田浜野山避難路整備事業　261万円
・二分沢ため池の長寿命化・防災減災対策事業530万円