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【特集】令和6年度のまちづくりと予算 ~まちの魅力の再発見と創出~ (2)

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宮城県七ヶ浜町

【2】可能性を伸ばしたい(人材育成)
世界でも活躍できるグローバルな人材育成をコンセプトに取り組む「英語を通したコミュニケーション力の育成」については、文部科学省から10年間の特例校指定を受け、「明るく・楽しく・面白く」をテーマに小学1年生からALT(外国語指導助手)と先生方が共に協力し取り組み、全国的にも高い評価を得ています。
中学校では「七ヶ浜5ラウンドシステム」による指導方法に磨きをかけ、小学校からの英語コミュニケーション力の育成の継続と高校受験等も見据えた「書く力」や「読む力」の向上を図るため、文法力や語彙(ごい)力の強化に取り組んでいきます。
さらに、中学校のキャリア教育の講師として、CIR(国際交流員)を招き、直接的な対話を通してグローバルな働き方を学ぶなどに取り組みます。
国際交流について本年度はプリマス町を訪問する年ですが、子どもたちが異文化への理解と認識を深め、プリマス町との友好の絆がより深まる訪問になるよう進めていきます。
昨年度から実施している学校給食食材費値上げ相当分の補てんについては、現在も物価高騰の影響が続いていることから、本年度も引き続き保護者の負担軽減を行います。

◇主な事業
・七ヶ浜グローバル人材育成プログラム 2296万円
(英語検定受験者費用補助92万円、グローバル人材育成事業(国際村) 102万円。英語コミュニケーションと5ラウンドシステム2102万円)

【3】だれもが健幸であってほしい(攻めの福祉)
4月から「さくら放課後児童クラブ」の利用が開始され、定員はこれまでの40人から70人となり、待機児童の解消が図られました。
また、4月から児童福祉と母子保健を一体的に運営する「こども家庭センター」も設置され、妊産婦・子育て家庭に対してよりきめ細かに対応できるようになりました。
産後の母子に対しては、心身のケアや育児を支援する産後ケア事業を拡充します。
健幸のまちづくりの根幹となる町民の健康づくりについては、普段から気軽に取り組めるような「普段着の健康づくり」として、食、運動、睡眠など様々な観点から取り組みます。
新たに、脳血管の病的変化を早期に発見し、脳血管疾患による死亡リスク低減を図るため、町内の40歳から70歳まで5歳ごとの町民を対象に、脳ドック受診費用を助成します。
高齢者福祉事業と介護保険事業については、「高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」のもと、高齢者の心身の多様な課題に対し、後期高齢者医療広域連合と連携し、きめ細やかに支援していきます。
個別避難計画については、町内6地区で策定します。災害時の避難支援等をより実効性のあるものとするため、住民と関係者が一体となって避難経路の作成や避難行動要支援者名簿の台帳整備に努めます。

◇主な事業
・こども家庭センター事業 378万円
・脳検診受診助成事業 570万円
・個別避難計画策定事業(町内6地区) 64万円

【4】地域をもっと元気にしたい(地域力の構築)
昨年、新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられ、4年ぶりの開催となった「小学校地区民合同大運動会」では、町内3小学校それぞれに特色ある運動会となり、大きな歓声と笑顔があふれました。
本年度も、小学校と地域の方々が一緒に運動会を盛り上げることで、地域の結束力、地域力の向上を図り、町の元気につなげていきます。
今年で4年目となるダーツの「七ヶ浜アロープログラム」は、地域や学校活動に広く取り入れられ、町民の健幸、地域間・世代間交流の促進、コミュニティ活性化に大きな役割を果たしています。
本年度も、地域や学校活動のほか、老若男女が参加する町民ダーツ大会・地区対抗ダーツ大会を開催し、スポーツダーツの普及と「ダーツの町七ヶ浜」を広くアピールしていきます。
また、県立広島大学等の調査・研究事業における実証実験に参加し、地域の方々に協力をいただきながら、スポーツダーツがもたらす脳や運動機能への効果について検証していきます。

◇主な事業
・小学校・地区民合同大運動会 92万円
・七ヶ浜アロープログラム事業 244万円

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