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宮城県七ヶ浜町

■Memories in Shichigahama
取材・編集・翻訳 国際交流員 マコウエン・レン

◇七ヶ浜で学んだ3つのこと
1997~1998 七ヶ浜町外国語指導助手 Alison Rygh(アリソン・リグ)さん

広報3月号で紹介した国際交流員の細川リサさんと同時期に七ヶ浜にいたアリソン・リグさんを覚えていますか?今まで取材した歴代外国語指導助手や国際交流員の中で、アリソンさんほど明るくてうきうきしている方はいなかったかもしれません。素敵な思い出が多すぎて、終始笑顔で語ってくれました。まずは、現在どこで何をされているかを聞いてみました。

「私は現在、カナダの首都オタワ郊外の小さな町、ケベック州チェルシーに住んでいます。仙台に近い七ヶ浜に住んでいた時とはあまり変わらない気がします。チェルシーでの生活は、都会と田舎の両方の良さを兼ね備えています。親しみやすい土地柄です。」

外国語指導助手として七ヶ浜で暮らし、誇りに思っていることを尋ねてみました。

「授業で、私の記憶に強く残っていることがあります。それは、日本にいた数カ月間に、私の両親からいつも送ってもらっていた雑誌を使って、詩の授業をした時のことでした。
子どもたちには雑誌の広告を1つ選び、その写真の中で起こっていることを想像し、短い物語や詩にしてもらいました。私は子どもたちの創造力に圧倒され、あまりにも素晴らしかったので、子どもたちの作品を集めた巨大な掲示板を作りました。」

最後に、七ヶ浜の皆さんへのメッセージをいただきました。

「七ヶ浜で大きく学んだことが3つあります:(1)大きな夢は叶う。(2)なんでも受け入れてみることが大事。(3)自分がどこから来たかを忘れないべき。
(1)小さな農村出身の私は、国際的な旅をするのが夢でした。イタリア留学や七ヶ浜での外国語指導助手の経験は、その後、カナダ外務省の仕事として、東カリブでの開発プロジェクトに携わることにつながりました。『大きな夢へ、小さな一歩で進め』
(2)七ヶ浜での生活で得たことは、全てを受け入れてみるということです。2017年、私の目標に至るまでの様々な経験がカナダ連邦政府から評価され、光栄にも2人しかいない経済協力開発機構(OECD)へ行く公務員に選ばれました。
もしも、これまでのことを断ったり、受けいれていなかったりしていれば、きっと選ばれなかったと思います。
(3)最後に、常に自分がどこから来たのかを忘れないことです。それは自分が育った土地に感謝しなさいということです。このことは、国際的な経験と同じくらい多くの扉を開いてくれるでしょう!」

アリソンさんの思い出や写真をもっと見たい方は、8月まで七ヶ浜国際村エントランスホールに展示しています。アリソンさんにメッセージも書いてみて下さい!

問合せ:七ヶ浜国際村
【電話】357-5931

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