相手に話しかけているかのような表紙の男の子。その視線の先には、てっきりご家族がいるものと思っていました。さにあらず、ご家族に伺うと誰にでも笑顔だそうで、周りにいる大人たちをもみんな笑顔にしてしまったようです。心なしか獅子の表情も笑っているように見えるのは気のせいかな?このシーンを撮影したKさんは、急きょ代打で取材へ。カメラのファインダーをのぞいている本人もにやけていたに違いありません。家内安全、無病息災を祈るこの日、幸せのおすそ分けもいただいたいい朝だったようです。
■黄丹(おうに)
(「日本の伝統色」DIC グラフィックス(株))
延喜式にこの名がある。くちなしの下染めに紅花を染め重ねた色である。丹(に)は赤をいう古語であり、黄丹は今でいうオレンジに近い色で、黄丹の衣(おうにのきぬ)は皇太子の正式の礼服の色として定められていた。
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