■丸森町長 保科郷雄(ほしなくにお)
明けましておめでとうございます。
令和6年の始まりにあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。また、日頃より町政運営に対しまして格別のご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
さて、昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナ侵攻やパレスチナ問題の激化など、世界的に不安定な情勢が続きました。国内においても、物価の高騰やかつてない猛暑により、国民の日常生活や企業の経済活動に深刻な影響を及ぼしました。一方で、新型コロナウイルス感染症は感染症法上の5類に引き下げられ、観光客の客足やイベントの開催がコロナ禍前の水準に戻りつつあります。
本町でも、地区の行事が頻繁に行われ、町民の皆様のいきいきとした姿が見受けられるようになり、大変喜ばしく感じております。このように町の活気が戻ってまいりましたのも、令和元年東日本台風災害からの復旧・復興の着実な進展が要因の一つだと考えており、町民の皆様をはじめ、国、県、他の自治体の皆様からの多大なるご協力に、改めて感謝を申し上げます。
昨年7月には災害公営住宅が完成し、復旧・復興計画に掲げた住宅整備が完了したほか、被災した道路や農地の復旧工事も、スピード感をもって進めております。
令和6年度は、復旧・復興計画期間の最終年度です。関係機関や地域と引き続き連携・協力しながら、雨水排水施設の新設、直接放流管の整備などの治水対策や、復興のシンボルとなるであろう河川防災ステーションおよび水防センターの整備、国道349号別線ルートの整備など、新たなまちづくりのための事業を着々と推し進めてまいります。少子高齢化や人口減少など、本町の課題は山積しておりますが、復興のラストスパートをかけるとともに、従来からの諸問題を解決し、「人と地域が輝き豊かで元気な町・まるもり」を目指し、職員一丸となり、取り組んでまいります。
本年も変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、新年が皆さま、そして丸森町にとって幸多い年になることをご祈念申し上げ、ご挨拶といたします。
■丸森町議会議長 佐藤吉市(さとうよしいち)
明けましておめでとうございます。
年頭にあたり、議会を代表し謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日頃より議会活動及び議員活動に深いご理解とご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、本町に甚大な被害をもたらした令和元年東日本台風から4年が経過いたしました。これまで、国や県などからのご支援をいただきながら、着実に復旧・復興が進み、主要地方道丸森霊山線の開通、新たな営農組織による災害農地の作付け再開、そして、計画した町営住宅や災害公営住宅が全て完成し、不便な生活を余儀なくされていた被災した方々の生活が一歩二歩と前に進みました。
一方で、新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、これまで中止や縮小を余儀なくされていたイベント等が再開され、昨年5月の「丸森いち」でのブルーインパルスの展示飛行は、本町の復旧・復興推進へ大きな励みとなりました。
また、昨年11月の町議会議員一般選挙においては、現職10人・元職1人・新人3人の14人が選出され、町議会史上初めて複数の女性議員が誕生するなど、これまで以上に幅広い視点を持って議員活動に取り組むよう皆さまから負託を受けたものと、気持ちを新たにしているところです。
辰年は、陽の気が動いて万物が振動し、活力旺盛になり、形が整う年といわれており、本町にとりましても町政70周年を迎える記念の年に当たります。本町の課題は山積しておりますが、この節目の年を大きく飛躍する年とし、町民の皆さまに「この町に住んで良かった」と思ってもらえるまちづくりを目指し、議会活動に積極的に取り組んでまいりますので、本年も変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆さまのより一層のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
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