■町内の小中学校が台湾の新北市(しんぺいし)の学校と姉妹校に
11月7日(木)から12日(火)の6日間、台湾の新北市からの国際交流の訪問団が町を訪れ、町内の小中学校と姉妹校の締結を行いました。両校の子どもたちで友情を深めながら、教育文化の交流を目的としています。
今後は、手紙やカルチャーボックスのやり取りを通じて、互いの文化の理解と認識を広げながら、オンライン等での交流により、生徒がコミュニケーションを積極的に図れるよう、国際感覚を醸成していきます。
■人形劇 やまのおおじゃくぬけ
脚本・演出:工藤夏海
原作:瀬尾夏美
▽おおじゃくぬけ
丸森の方言で崖崩れを意味する言葉。関東地方でも同じように「蛇崩(じゃくずれ)」、長野県では土石流災害を「蛇抜(じゃぬけ)」という言葉で表し、先人たちは、山崩れや土石流の様子を大きな蛇に例えたようです。
日時:12月8日(日)13:30~15:10 ※開場13:00
会場:舘矢間まちづくりセンター(大集会室)
主催:「やまのおおじゃくぬけ」実行委員会、小森はるか+瀬尾夏美
協力:丸森町ざっと昔話の会
▽原作者の瀬尾さんに聞きました!
Q 人形劇をつくるに至った経緯を教えてください。
丸森ざっと昔話の会の方が「やまのおおじゃくぬけ」を語りたいと言ってくださったことと、令和4年に齋理屋敷で開いた展覧会で人形劇作家の工藤夏海(くどうなつみ)さんにお会いし、「これをみんなで人形劇にできたら良いよね」と提案してもらったことがきっかけです。
Q ストーリーに瀬尾さんが込めた想いは?
令和元年東日本台風の経験と、丸森町に古くから伝わる民話に基づき生まれた「新しい民話」なので、町のみなさんの声がたくさん詰まっています。このお話を通じて、台風の記憶が未来に伝わったり、さまざまな世代の人たちが一緒になって地域のことを考えたりするきっかけのひとつになったら嬉しいです。
Q 人形劇は、今後も開催する予定はありますか?
丸森町の中でも巡回できたらいいねという話をしています。今後は、学校や福祉施設等と連携して開催したいです
Q 今後の活動予定を教えてください。
今は、映像作家の小森はるかさんと一緒に能登半島でのボランティアや記録のお手伝いをしています。豪雨での被害状況は丸森町と似ているので、みなさんのお知恵をお借りしたいです。丸森町では、災害のほかにも郷土史や民話を学んだり、風景を描いたりしています。また新しい物語を書いたり、住民のみなさんと一緒に映画を撮ったりしたいです。
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