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町長室から 郷里に響け

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宮城県丸森町

■「未来の丸森を語る」

先日、丸森中学校3年生による模擬議会が開催された。模擬議会は、中学生が議員役となり議会運営と一般質問を行うもので、二元代表制による政策決定の過程を体験し、まちづくりへの関心を高めてもらうための取組である。
運営に携わった生徒たちからは緊張感が伝わったが、現職議員との質疑応答は素晴らしいもので、生徒の真剣な姿を見ていて参加した私自身も緊張の連続であった。
質問は、「高齢化社会に備える施設の充実」、「若い移住者、定住者の増加」、「阿武隈急行の運行本数の増加」の3項目。高齢者への配慮や人口減少への心配、阿武隈急行の重要性など、どの質問も現在の丸森町が抱える大きな課題に対するもので、クラスごとに町の課題を取り上げて解決策を見出そうとする姿からは、この町を今よりももっと安心して暮らせる町にしたいという気概を感じることができた。
時代は常に変化しているが、いつの時代も安全・安心に生活できることが求められている。その実現のために二元代表制という政策の決定を行う政治があり、そこで多くの議論が必要である。
本町の抱える問題は多岐にわたり、解決するためには若い方の力が必要不可欠だ。今回の模擬議会を通じて政治に関心を持ち、今後のまちづくりに大きく関わってほしいと願う。次回の模擬議会の開催と質問にも期待したい。
丸森町長 保科郷雄

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