■褒章・叙勲の栄誉
11月3日付けで秋の褒章受章者および秋の危険業務従事者叙勲受章者が発表されました。
▼秋の褒章
▽黄綬褒章
三品(みしな)信夫(のぶお)氏(現(有)信建築板金代表取締役)
三品信夫さんは、金属板を曲げたり切断したりして加工し、屋根や雨どい、外壁を施工する建築板金工を50年以上にわたり営まれ、建設産業の振興に多大なる貢献をされてきました。
現在も逢隈田沢で(有)信建築板金を営みながら後進の育成にも力を注がれ、特に県立工業高等学校の生徒に対する指導では、自分の技術を惜しまずに披露しています。
また、『自分だけでなくみんなが良くなって欲しい』との思いから、ボランティア活動にも長年にわたり取り組まれ、地域活動にも尽力されています。
受章にあたり三品さんは「家族をはじめ周りの方々の支えがあったからこそ受章できた。皆さんに心から感謝している。」と話しました。
▼危険業務従事者叙勲
▽瑞宝双光章
阿部(あべ)政光(まさみつ)氏(元宮城県警視)
阿部政光さんは、昭和43年に宮城県警察本部警察官を拝命以来、長きにわたり管内の治安維持に尽力されました。
特に、けん銃の射撃技術に優れていたことから、昭和57年には、けん銃に関する指導員に任命され、けん銃の所持携帯に関する基礎知識や使用判断、射撃方法などを県内の警察官に指導されたほか、全国の警察官が参考にする指導書の作成にも携わり、今日の全国における警察任務の遂行に多大なる貢献を果たされました。
平成19年からは、岩沼警察署の警務課長として、部下たちの指導育成や働きやすい環境の整備に努められました。
現在は、南町北行政区長として、町民と行政を結ぶパイプ役を担われています。
▽瑞宝単光章
渡部(わたなべ)壽則(としのり)氏(元亘理地区行政事務組合消防司令)
渡部壽則さんは、昭和49年4月に亘理地区消防事務組合消防本部消防士を拝命以来、消防業務を多岐にわたり歴任されました。
在任中は、住民の大切な命を守るため、潜水士などの人命救助に必要な各種資格を積極的に取得され、特殊技術を生かした人命救助活動に尽力されました。
また、平成25年4月には、消防司令として、亘理地区行政事務組合消防本部次長兼消防署長に任命され、部下たちの指導育成や消防技術向上、消防体制の充実強化に努められました。
渡部さんは、今回の受章を振り返り「先輩や同僚、部下、そして地域の方々からのご支援とご指導があったからこそ受章できた。みなさんに感謝を伝えたい。」と話しました。
※褒章および叙勲を受章された方々の紹介については、発表の住所地から亘理町民と確認できた方で、受章者本人から掲載の了承を得られた方のみ掲載しています。
■文化の日表彰
令和5年文化の日表彰式が、11月2日に東京エレクトロンホール宮城で行われました。
※受賞者氏名は本紙またはPDFをご覧ください。
■令和5年度亘理町町政功労者・教育功績者表彰式
令和5年度亘理町町政功労者・教育功績者表彰式が、11月2日に中央公民館で執り行われました。
これは、長年にわたり各分野で活躍され、町勢の振興発展や教育文化の発展などに尽力された方および行政運営に協力援助いただいた方を表彰するものです。
表彰式で山田町長は、受賞者に対し敬意と感謝を表すとともに「豊富な識見と豊かな経験を生かしてふるさと亘理のさらなる発展のため、引き続きご支援ご協力をお願いします。」と式辞を述べ、受賞者一人ひとりに賞状と記念品を贈呈しました。
また、受賞者を代表し、日下清一さんが登壇し、「表彰の栄誉を得た本日の感激を忘れず、さらなる町勢の伸展のため微力を尽くします。」と謝辞を述べました。
※受賞者氏名は本紙またはPDFをご覧ください。
■おめでとうございます
地域農業の発展につながる活動に取り組んだとして、齋藤勝市さん(神宮寺)が第62回全国リンゴ研究大会宮城大会で全国果樹研究連合会会長賞を受賞されました。
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