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亘理町地域おこし協力隊 協力隊だより

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宮城県亘理町



令和5年4月に地域おこし協力隊に着任した魚住です。私は着任以前から、クリエイティブディレクターとして、現代美術家の久保田沙耶隊員(令和3年着任)と一緒に町で活動してきました。
自分たちが町で見たものや調べたこと、感じたことを、その過程を含めてアートで表現していくうちに、「この町とより深くかかわりたい」という想いが芽生え、協力隊に応募させていただきました。

▼日々どんなことを感じたかを記録
私は6歳のときに阪神淡路大震災で被災し、18歳まで神戸市に住んでいました。今でこそ、活動にあたり“震災後の復興や防災”について考えるようになりましたが、町との縁を得たときに「自分も被災者だった」と思い出したほど、自分が被災者である認識が時とともに薄れていました。忘れることには良さも悪さもありますが、日本で暮らす限り、自然災害とは背中合わせです。では、どう暮らしていけばいいのか。それを亘理町と神戸市の2つの被災地の差(人・地理・文化)や経過した時間の差を足掛かりに考え、アートという形に表現していきたいです。
久保田隊員は、記憶力があまり良くない私に「逆に言うと今を生きているんだね。」と言ってくれました。それならばと1日1枚、心を動かされたことや初めて知ったこと、感じたことを『亘理絵日記』としてSNSへ残すことにしました。自分が感じた日常のキラッと光るものに誰かが共感したり、気付きを得たり。絵日記がそう媒介していくことで、この町での体験が、場所も時間も超えて残っていくかもしれないと思っています。
そんな絵日記とプロジェクトの経過を、2月24日(土)~5月12日(日)まで郷土資料館の「収蔵資料展」と同時開催で展示します。ぜひお越しください。

問合せ:企画課
【電話】34-0505

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