近年、山沿いだけでなく住宅地でもカモシカの目撃が相次いでいます。
カモシカ(ニホンカモシカ)は、本州・四国・九州の山地を中心に生息する日本固有種で、絶滅の危機となったことから昭和30年(1955年)に「特別天然記念物」に指定され、保護されてきました。このため、カモシカを目撃しても許可を受けなければ捕獲できません。
カモシカは、人に危害を与える動物ではなく、人を見かけるとほとんどの場合は逃げていきますので、見かけた場合はやさしく見守り、次の点に注意してください。
▼生きている場合
・近づかない
・逃げ道をふさがない
・見守る
・驚かさない
▼死んでいる場合
病気にかかっている可能性があります。個体調査や搬入などの対応をしますので、決して触らず郷土資料館まで連絡ください。
▼ニホンカモシカの特徴
・体長100~150cmくらい
・体重30~40kgくらい
・色は黒褐色や灰褐色。
・オス、メスとも短い角があり、大きな特徴の違いがない。
・草食で単体での行動が多く、一定範囲の縄張りを持つ。
問合せ:郷土資料館
【電話】34-8701
<この記事についてアンケートにご協力ください。>