9月16日は敬老の日。敬老の日は長年にわたり、社会に貢献されてきた高齢者の皆さんを敬愛し、長寿を祝うために制定されました。
町では、65歳以上の方が約1万1000人暮らしています(令和6年3月末時点)。
今月号では、町内で心も身体も豊かに暮らす長寿の皆さんから教えてもらった元気の秘訣や、いつまでもいきいきと暮らすためのおすすめイベントを紹介します。
■敬老の日インタビュー 門馬(もんま)みわさん(105歳)
「気づいたら、こんなに年を重ねてしまいました」そう優しい笑顔を見せるのは、10月2日で105歳を迎える町内2番目に長寿の門馬みわさん。
車いすで生活をしている門馬さんは、通院も服薬もしていません。本人は「耳は遠いし、目は見えないしで大変ですよ」と話しますが、年齢を疑ってしまうほど、ハキハキと質問に答えてくれます。
荒浜五丁目で育った門馬さんはおだやかな性格で、幼少期は実家で野菜作りや養蚕の手伝いをしていたそうです。当時は漁師である父親が獲ってきた魚と、畑で採れた野菜を食べ、お肉を食べることはほとんどありませんでした。
結婚して現在お住まいの新町中区に移ってからは、亜炭店や畑仕事をしながら家事育児に奮闘する毎日。仕事の合間にする裁縫が息抜きで、自分や子どもたちの洋服を作ることが何よりの楽しみでした。
現在は週に4回、デイサービスセンターしんまちに通われている門馬さん。取材した日には七夕イベントが開催されており、周りの通所者の皆さんと一緒にゲームを楽しむ姿が見られました。
そんな門馬さんに元気の秘訣を聞くと、首を傾げてしばらく悩んだ後、「デイサービスで皆さんの笑顔を見ることが今の楽しみなんです。それが元気の源になっています」と、素敵な笑顔で教えてくれました。
■認知症カフェちょっこら
◇体験型イベントで心も身体もリフレッシュ
認知症カフェちょっこらでは、生活に役立つ講話やミニイベントなど、心も身体もリフレッシュできる場を設けています。また会場では、認知症の相談はもちろん、物忘れチェックなどにもチャレンジできます。地域とのつながりを作る場として、認知症の方だけでなく家族や地域の方も一緒に集まることができるカフェです。
▽Check
日時:9月24日、10月29日
各火曜日10:00~11:30
会場:保健福祉センター いきいきホール
料金:無料
※詳しくは、27頁を確認ください。
■認知症カフェほっこり
◇ふらっと立ち寄り心癒せるカフェタイム
認知症カフェほっこりでは、おいしいお菓子やコーヒーを楽しみながら、認知症に関する相談はもちろん、生活の悩みや気軽な話ができ、会話を通じて地域住民同士のつながりが感じられる交流の場です。認知症カフェちょっこらとは違い、イベントや講話はありませんが、どなたでもふらっと立ち寄れ、気軽に参加することができます。
▽Check
日時:9月11日、10月9日、11月13日、12月11日
各水曜日13:00~14:00
会場:Cafe♡悠里(悠里館2階)
料金:400円(飲食代)
※詳しくは、28頁を確認ください。
※以降の日時は広報わたりでお知らせします。
■自然と運動と笑顔のバランス 運動自主グループ
◆楽しみながら健康維持を目指そう
理町運動支援地域サポーターを中心に、毎月保健福祉センターや各地区交流センターなどでダンベル教室とノルディックウォーキングを開催しています。
ダンベル教室では、玄米でできたダンベルを使った筋トレ・ストレッチを中心に、脳トレやバランストレーニングなどを行っています。基礎体力がついた方は、外出して町内を歩くノルディックウォーキングがおすすめです。
どちらの教室も、体力や目標に合わせて無理なく取り組むことができ、参加者同士で交流しながら楽しめます。楽しく活気のある雰囲気の中で、体力や身体機能の向上を目指していきましょう。
詳しくは二次元コードから確認または問い合わせください。
※2次元コードは本紙参照
問合せ:健康推進課
【電話】34-0524
◇亘理町運動支援地域サポーター 森 節子さん
家族に迷惑をかけないために健康維持を目指して参加しています。ダンベルトレーニングを終えた後に満足した笑顔で帰る参加者を見送ることがなによりの楽しみですね。
◇亘理町運動支援地域サポーター 大場 洋子さん
身体をベストな状態にするためにウォーキングや脳トレに取り組むことが元気の秘訣です。いつまでも自分の体で動けるように元気な姿でいることが目標です。
■働く生きがいが見つかる場所 シルバー人材センター
◆いつまでも楽しく元気に地域へ貢献高齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する亘理町シルバー人材センター。
ここでは、庭木などの剪定や大工仕事の技能分野、駐車場や駐輪場を管理する管理分野、草刈りや清掃業務などを担う一般分野、介護補助者派遣や亘理町生活支援サービス分野などさまざまな分野で就業しています。
会員のみなさんに話を聞くと、「仕事を通じて、お客様とや会員同士でなど、人との交流が増えることに楽しさを感じます」という声がたくさん聞かれました。
皆さんもシルバー人材センターの会員となって、楽しく元気な活力のある地域社会づくりに参加してみてはいかがでしょうか。
詳しくは、27頁を確認ください。
問合せ:(公社)亘理町シルバー人材センター
【電話】34-8800
◇亘理町シルバー人材センター会員 佐藤 欽三さん
亘理郡内の各所で庭木を剪定しています。現在88歳ですが、100歳まで元気なまま今の仕事を続けたいです。
◇亘理町シルバー人材センター会員 吉田 美和子さん
Café悠里に勤めています。仕事を通じて、お客様と接することが毎日楽しいです。趣味で作るバッグなどの小物も販売しています。
◇亘理町シルバー人材センター会員 片岡 正明さん
亘理駅の駐輪場や駐車場の管理業務をしています。日々充実した仕事を続けられています。
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