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【特集1】おいしく食べて 食品ロス削減

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

食品ロス削減は「モッタイナイ」を減らすだけではなく、節約や料理の時短など生活をより豊かにすることにもつながるかもしれません。日々の生活の中でできる食品ロス削減につながる工夫や心がけについてご紹介します。

■モッタイナイを減らそう
食べ残しの料理や手付かずの食品など、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」。本市で令和5年度に家庭から出た食品ロスの排出量は約1・2万トンにも上り、消費・賞味期限内に食べられなかったなどの理由で日々多くの食品が捨てられています。
市では令和12年度までに家庭からの食品ロス排出量を9千トンまで削減することを目標とし、「フードドライブ」をはじめ、ウェブサイト「ワケルネット」での食材を使い切るレシピの紹介や家庭でできる食品ロス削減の取り組みを紹介する動画の配信など、さまざまな取り組みを行っています。
また、本年度から新たに、子どもの好き嫌いや食べ残しにより、食品ロスが多くなりがちな幼児期の子どもがいる子育て世代を対象に出前講座を開催。市が養成した、食を通じてエコな暮らしを提案する「せんだい食エコリーダー」が講師となり、食品ロス削減につながるだけでなく、子どもがおいしく野菜を食べられる・料理時間が短くなるなど、子育て世代にうれしい工夫を紹介しました。
ぜひ、家庭の中で無理なく、できることから食品ロス削減に取り組んでみませんか。

[家庭からの食品ロス排出量]

[家庭からの食品ロス排出理由]
1位:消費・賞味期限内に食べられなかった
2位:購入後、冷蔵庫や保管場所に入れたまま存在を忘れていた
3位:作りすぎて食べきれなかった
令和元年度一般廃棄物処理実態等調査および令和3~5年度仙台市一般廃棄物排出実態等調査より

■モッタイナイ食品を有効活用! フードドライブにご協力ください
自宅などで食べきれない食品を回収し、必要としている団体等へ寄付する「フードドライブ」を実施しています。
回収品目:賞味期限まで1カ月以上ある常温保存ができる食品アルコール類は不可(みりん・料理酒は可)
回収拠点:各区役所など市内31カ所
※詳しくはワケルネット【URL】https://www.gomi100.com/articles/foodloss/6870をご覧ください
お持ちいただいた食品を備え付けられているボックスへ入れるだけ

■知って実践!食品ロス削減術
◆おうちde(デ)食ロスゼロキッチン出前講座
10月24日、市内の幼稚園で「子どもに野菜を食べさせたい方必見!おいしく食べきる時短レシピ」をテーマに、食品ロス削減に役立つ出前講座が開催されました。
講師を務めたのは「せんだい食エコリーダー」の料理研究家・中村美紀さん。自身の子育ての経験を踏まえながら、野菜が苦手な子どもに、おいしく野菜を食べてもらうこつやピーマンの苦みを減らす調理法などを紹介すると、参加者はうなずきながら耳を傾けていました。
毎日の料理作りや子どもの好き嫌いに悩んでいたという参加者からは「楽しく学べて、気持ちが楽になった」「紹介してもらったレシピを早速試してみたい」との感想が寄せられました。

○レシピの一例をご紹介 チーズの力で野菜もペロリ! ホットプレートプルコギ
材料(4~5人分):
味付けプルコギ肉…500~600グラム
ニンジン…1/2本
ピーマン…3個
タマネギ…1個
小ネギ…適量
豆もやし・緑豆もやし・黒豆もやし…各1袋
ピザ用チーズ…2つかみ
作り方:
(1)タマネギはスライス、ニンジンは千切り、ピーマンは種を取って細切りにする
(2)ホットプレートに洗ったもやしをのせ、その上に(1)の野菜と味付けプルコギ肉、ピザ用チーズをのせる
(3)ホットプレートのふたをして最大温度で加熱し、食材に火が通ったら小ネギをのせて完成

味覚が敏感な子どもは野菜の苦みや酸味を強く感じがち。チーズでうまみを追加して!

◆時短とラク家事♪ 冷凍貯金
「多めに購入した」そんな時は、鮮度・栄養価の高いうちに冷凍保存。保存袋を使えば必要な時に必要な分だけ取り出して、無駄なく使い切ることができます。

冷凍した野菜は火の通りが早く、味も染みやすいので調理時間も短縮できます!

○おみそ汁ミックス
白菜・ニンジン・ネギ・油揚げなど、お好みの具材で。沸騰したお湯に凍ったまま入れて、その後みそを加えればできあがり。約5分でみそ汁が完成!

○キノコミックス
好きなキノコの石づきを取り除き、食べやすいサイズに切るだけ!凍ったまま加熱調理に。ホイル焼きやスープの具、炒め物にも

◆外食時も食べきろう! 3010(さんまるいちまる)運動
忘年会や新年会など会食が増える季節になりました。会食の席ではついつい話に花が咲き、料理を残しがちになってしまいます。乾杯後30分は、出来たての料理を楽しみ、お開き前の10分は、もう一度料理をみんなで楽しむ「3010運動」で食べ残しゼロを実践しましょう。
幹事の方は「食べきり」のための声がけをお忘れなく!

せんだい食エコリーダーが監修した、食品ロス削減のために家庭でできる取り組みをまとめた「せんだい食品ロス削減ガイドブック」をダウンロードできます。
詳しくはワケルネット【URL】https://www.gomi100.com/articles/foodloss/436をご覧ください。

問合せ:家庭ごみ減量課
【電話】214・8229【FAX】214・8277

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