■令和6年能登半島地震の被災地を支援
1月1日に発生した令和6年能登半島地震で甚大な被害を受けた地域に、職員の派遣等の支援を行っています。
1月2日から5日まで、水道施設の被害状況の把握と応急復旧支援、応急給水のため、水道局職員計10人を新潟市に派遣。6日から9日までは、石川県能登町に仙台市立病院のDMAT(ディーマット)(医師、看護師、医療職などで構成される災害派遣医療チーム)を派遣し、支援に当たりました。その後も被災地支援のため、各地に職員を派遣しています(1月15日現在の派遣状況は下表のとおり)。
[表 1月15日現在の派遣状況]
また、住まいにお困りの方を対象として、市営住宅への受け入れを行っているほか、被災自治体の業務負担を減らすため、金沢市と内灘(うちなだ)町のふるさと納税の寄付を代理で受け付けています。
なお、市役所や各区役所などには義援金の募金箱を設置しています。市民の皆さまのご協力をお願いします。
市では、引き続き被災地の一日も早い復旧・復興に向け、支援を行っていきます。
■階子(はしご)乗りで防火・防災への意識高く―消防出初式開催
市民の安全・安心を願うとともに、消防関係者の安全と奮起を誓い合う消防出初(でぞめ)式を1月6日、勾当台公園市民広場で開催しました。消防職員や消防団員、女性防火クラブ員などが参加し、式典の冒頭では、1月1日に発生した令和6年能登半島地震で犠牲になられた方々に黙とうをささげました。
式では、消防車両19台と消防職員等による観閲行進のほか、消防音楽隊の演奏に合わせて、カラーガード隊のフラッグ演技が披露されました。また、市内7つの消防団による、市指定無形民俗文化財「仙台消防階子乗り」が行われ、高さ7・2メートルのはしごの上で次々に繰り広げられる技に、観客から大きな歓声が上がりました。最後には、一斉放水が行われ、防火・防災意識を高める一日となりました。
○令和5年は、火災件数は増加・救急出場件数等は過去最多
令和5年の火災・救急の概況(速報値)は、火災件数は前年より37件増の246件で、火災による死者は前年より7人増の14人となりました。また、救急出場件数は4093件増の6万4830件、搬送人員は5万4266人で、救急出場件数、搬送人員ともに過去最多となりました。
■商売繁盛と安全を願い―中央卸売市場業務開始式
1月5日、中央卸売市場で初競り前に業務開始式が行われ、水産物部などの各売り場に関係者が一堂に会し、商売繁盛と安全を祈願しました。郡市長は、「より多くの小売事業者、消費者、生産者の方々との信頼を厚くし、市場が大いに盛り上がることを期待します」とあいさつしました。
業務開始宣言に続き、初競りが行われ、市場に威勢の良い掛け声が響くとともに、マグロや野菜などが競り落とされていきました。
今年も、東北の拠点市場として、安全で安心できる生鮮食料品などをお届けしていきます。
■はたちの集い―希望を胸に新たな門出
1月7日に、「仙台市はたちの集い」が、カメイアリーナ仙台(仙台市体育館)で行われました。
会場では、二十歳の有志の運営スタッフによるオープニング企画を実施。恩師からのメッセージ映像の放映や、クイズ大会などが行われ、旧友との再会を懐かしみながら楽しいひとときを過ごす姿が見られました。式典には約5200人が参加。郡市長は「自分自身を大切にする気持ちを忘れず、これから出会う方々とも互いの個性を認め合いながら、夢に向かって学びやチャレンジを重ねてほしい」とメッセージを贈りました。また、二十歳を迎えた参加者を代表して、田村美優(みゆ)さんと堀内丞(たすく)さんが「感謝の気持ちを忘れず、他者を思いやる心を持ち、それぞれが選んだ道を進みながら、社会の一員として明るい希望ある未来を創り上げていくことを誓います」と力強く決意を述べました。
■仙台城跡災害復旧クラウドファンディング目標金額達成
令和3年2月と令和4年3月に発生した福島県沖を震源とする地震により、石垣が崩落したり、土塀に亀裂が入ったりする等の大きな被害が生じた仙台城跡。市では、石垣等の復旧のため、昨年10月18日から12月22日までクラウドファンディングを実施しました。期間中、800人を超える方から約2074万円の寄付をいただき、目標金額の2千万円を達成しました。集まった寄付金は、仙台城跡本丸北西石垣などの復旧工事の費用に充て、令和7年3月の完全復旧を目指します。たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。
■仙台市防災功労表彰を実施しました
本市の防災・減災に尽力され、顕著な功績のあった団体等を表彰する仙台市防災功労表彰を、1月17日に行いました。本年度受賞した2団体は次のとおりです(順不同)。
「仙台市宮城地区女性防火クラブ連絡協議会」
「社会福祉法人みんなの輪」
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