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【市長コラム】春夏秋冬

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宮城県仙台市 クリエイティブ・コモンズ

仙台市長 郡 和子

■互いに認め合える開かれたまちへ
昨年6月、ベルギーの首都ブリュッセルで、第6回OECDチャンピオン・メイヤー・ミーティングが開催され、私も参加しました。すでに、本市のホームページ等でも報告していますが、このコラムでもあらためて紹介します。
チャンピオン・メイヤー・ミーティングは、経済協力開発機構(OECD)が、誰もが豊かさを感じられる包摂的な経済成長を促進するため、2016年に世界の都市の首長ネットワークとして立ち上げ開催されたのが最初で、現在60余りの都市の首長が参画しています。
私も昨年からチャンピオン・メイヤーの一員として会合に参加し、本市がコロナ禍(か)で取り組んだ低所得世帯や子ども食堂等への緊急支援策のほか、東日本大震災での大規模な住宅再建の経験について報告しました。私が特に強調して申し上げたのは、「気持ちに寄り添ったきめ細かな対応」で、このことは、この会合での提言書にも盛り込まれました。
価値観等が多様化する中、お一人お一人に寄り添ったきめ細かな対応は、包摂的な経済成長の第一歩であると感じます。誰もが、自らのアイデンティティーを評価・尊重され、それが社会でも大切にされることで、居心地良く持続的にまち全体が成長していく。これは、本市が目指すグリーネストシティーの方向性とも通じるものがあると私は考えています。この6月には「ダイバーシティ推進会議」を立ち上げ、世界標準のダイバーシティまちづくりに向けた取り組みを一層加速させていきます。
ところで、会合に参加するため、パリのシャルル・ド・ゴール空港を利用しました。そのパリは、オリンピック、パラリンピック開催まであとわずか。初めて競技に採用されるブレイキン(ブレイクダンス)を含め32競技による熱戦が繰り広げられます。仙台市出身、卓球の張本兄妹(きょうだい)はじめ本市ゆかりの選手たちが、持てる力を存分に発揮されるよう声援を届けたいと思います!

※次回の掲載は9月号を予定しています

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